大相撲七月場所>◇十三日目◇22日◇愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)

 横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が関脇・若隆景(荒汐)を押し出しで下し、11勝目となる勝ち星を挙げた。前頭二枚目・逸ノ城(湊)も不戦勝で2敗を守ったため、優勝争いのトップは照ノ富士と逸ノ城が並んだままとなった。

 この日の取組で立ち合い直後に左上手を取ってきた若隆景。だが落ち着いて対応した照ノ富士がすぐに上手を切ると、土俵上を回り込む相手を厳しい突きで攻め、危なげなく押し出して11勝目を挙げた。敗れた若隆景は6敗目を喫した。

 立ち合いで上手を取りにいった若隆景について、ABEMAで解説を務めた元小結・臥牙丸は「やっぱりまともに当たっていくとなかなか勝てないとわかっているから、考えて」と説明。一方、照ノ富士について「そこはさすがに横綱」と口にすると、「最後までちゃんと取り切ったんですね」と称賛の声を送った。

 快勝した照ノ富士に、視聴者からは「やっぱ強いな」「圧やばw」「瞬殺だった」「最強」「横綱相撲」といった声が続々と寄せられた。

 なお、新型コロナウイルスの影響で休場が相次いだ22日、十三日目から休場することとなった前頭八枚目・錦木(伊勢ノ海)との対戦が組まれていた逸ノ城は、不戦勝で2敗を守り11勝目を挙げた。

 また、大関同士の対決となった大関・貴景勝(常盤山)は大関・正代(時津風)を押し出しで下し、3敗を死守して10勝目。優勝争いは照ノ富士と逸ノ城が2敗でトップを並走し、3敗で貴景勝が追いかける展開が続く。(ABEMA『大相撲チャンネル』)

「圧やばw」「瞬殺だった」照ノ富士、快勝で11勝目 逸ノ城はコロナ影響の不戦勝で2敗守る