<大相撲七月場所>◇十四日目◇23日◇愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
大関・正代(時津風)が、横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)を下した直後、元横綱・若乃花の花田虎上氏が思わずニンマリ。花田氏は「正代という力士はおもしろい力士ですね」と評した。
この日、ABEMAで解説を務めた花田氏は、照ノ富士vs正代を注目取組にあげていた。一方、照ノ富士と優勝争いを繰り広げていた前頭二枚目・逸ノ城(湊)、大関・貴景勝(常盤山)が結びの一番を前に共に敗れていたため、照ノ富士にとって正代との取組は優勝争いで頭一つ抜けるチャンスだった。
そんな中で迎えた結びの一番。照ノ富士は正代にいなされ、前のめりに土俵外へと倒れ込み、あっという間に勝負が決まった。正代の勝ちが決まると、ワイプに映る花田氏は満面の笑み。「まさかまさかでしたね。本当にわからない大関です(笑)」とコメントしてから「横綱の右足が滑ったんですね。そこを上手く正代はかわしました。立ち合い、負けないように横綱が当たっていってるのが良くなかったのかもしれない」と敗因を分析していた。館内は騒然とし、座布団が飛ぶ事態となった。
この後、コメント欄に寄せられた「正代は強いのか弱いのか謎」という意見が実況の清野茂樹アナウンサーから紹介されると、これについて花田氏は「なんとなく今日はやってくれると思っていたので、番組が開始した段階から『何かやってくれるんじゃ』とずっと言っていたんです。強い・弱いで言ったら、一応大関なんで強いですけどね。これで今場所がわからなくなりました」とコメントしていた。
優勝争いの3力士が揃って敗れる、波乱の十四日目となった。優勝争いは3敗の照ノ富士と逸ノ城、4敗の貴景勝が1差で追う格好となった。結果的に優勝争いを盛り上げることとなった正代には、視聴者から「神ってる」「何か持ってるまさよ」「正代面白しくしてくれる!すごい!」といった声が寄せられていた。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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