将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Eリーグ第3試合、チーム藤井とエントリーチームの対戦が7月23日に放送された。今期の予選ではチームメンバーの紹介シーンに差し込まれる、仲間でサッカーやダーツ、だるまさんが転んだなどの遊びに興じる動画も話題を呼んだ。藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)率いるチーム藤井は、メンバーで「オセロ」に挑戦。わずか数秒の映像ながら、藤井竜王が圧勝していることを目撃したファンからは「オセロも強いんか」「ゲームの神なの?」と驚きのコメントが多数寄せられた。
チーム藤井は、リーダーの藤井竜王に、永世名人資格保持者の森内俊之九段(51)、竜王3期の藤井猛九段(51)と全員が竜王経験を持つ3人で結成されたチーム。メンバーがボードゲーム好きとあり、予選前には結束力を高めるためのチーム動画で「ポーカー」に挑戦した。そこでも溢れんばかりの才能を発揮したのが藤井竜王。ポーカー強豪の森内九段、経験者の藤井九段に強気な戦いを挑み、見事優勝を飾っていた。
そんな3人が次に挑んだのが「オセロ」。交互に石を打ち合い、自分の石で相手の石を挟むと色が変わり、最終的に色の多い方が勝ちという子供から大人まで楽しめるゲームだ。話題となったのは、藤井竜王と藤井九段がオセロ盤を挟む“W藤井対決”のシーン。じゃんけんで先後を決め、先手は藤井竜王、後手は藤井九段となった。すると、「夢対決が実現してる!オセロでw」「豪華だ!」とファンは大興奮。両者は対局さながらの真剣な表情を見せるなど、熱戦を伺わせた。
細切れの映像ながら、盤面が映るたびに黒が陣地を広げ、藤井竜王が盤面を制圧。最後はほぼ黒で埋め尽くされる結果となり、ポーカーに続いてチーム内対決は藤井竜王が勝利を飾った。これにはファンも「聡太先生は勝負事の神なの?」「オセロもポーカーも将棋も…」「オセロも強いんか」「石を持つ指もキレイ」と目を奪われた様子だった。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)