【MLB】エンゼルス0-2レンジャーズ(7月28日・日本時間29日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場し、投手では6回8安打2失点11奪三振と熱投したが今季6敗目(9勝)を喫した。打線が沈黙する中、なんとか自らのバットで得点を生み出したいところで第3打席、第4打席は打った瞬間、ホームランを期待するような角度がついたフライに。現地のファンからも、オーバーフェンスを望み大きな歓声が飛んだが、後に大きなため息に変わることになった。
投手として初回からピンチを招きつつ失点を4回、5回の1点ずつでしのいだ大谷だが、打線はトラウト、レンドンといった主力打者を故障で欠きパワー不足は歴然。大谷自らバットで点を稼ぐ、二刀流の活躍でこそ1918年のベーブ・ルース以来となる104年ぶりの「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」が達成できるという状況だった。
第1打席、第2打席と平凡な内野ゴロに倒れていたが、2点を追う6回の打席ではさらに集中して相手投手に向かっていた。カウント1-1からの3球目は外角に逃げる89.2マイル(143.6キロ)のスライダーだったが、これを少し泳ぎ気味になりながらもハードヒット。打球速度は98.6マイル(158.7キロ)、角度35度で夜空に向かって飛び出すと、球場中のエンゼルスファンから「これは来たか!?」と言わんばかりに大歓声が沸き起こった。ただ、少し打球速度に対して角度がつきすぎたこともあったこと、さらにセンター方向に真っすぐ飛んだこともあり376フィート(114.6メートル)飛びながらも、打球はセンターフェンス手前に留まり、フライアウトになった。これには球場中から大きなため息が漏れ、視聴者からも「いい音だったんだけど」「当たりは良かった」「あの泳いだ感じであそこまで飛ぶのとかスゴすぎ」と感触は悪くないのでは、という前向きなコメントが集まっていた。
8回に迎えた第4打席も、なんとか2点差を跳ね返そうと打席に向かうとカウント1-0から緩いカーブを引き付けて強振したものの、第3打席よりも速い99.0 マイル(159.3キロ)ながら、さらに角度が付きすぎてしまい46度で飛び出す高いフライに。飛距離も323フィート(98.5メートル)と伸びなかった。ただ、やはり大谷がフライを打つとそのままスタンドインをするのではという期待も大きかったようで、第3打席と同様に打球が舞い上がった瞬間から、現地ファンの大歓声が飛び交う事態になっていた。
前半2打席と後半2打席、内容としては後半の方がホームランには近いもの。明日以降の打席で、今度こそ22号へのアーチをかける。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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