「自由研究」やる意味は? 工作をオススメするわくわくさん「親子でアレンジを」
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 夏休みシーズン、家族や友人との遊ぶ約束のイベントのほかにも“風物詩”になっている「自由研究」。テーマが“自由”ということもあって「何をすればいいか分からない!」と悩む人も多いのではないだろうか。

 そんな「自由研究」が、いつからあるのか。そして、なんのためにあるのか。学校教育の歴史に関する専門家と、過去に子ども向け工作番組『つくってあそぼ』(NHK Eテレ)に出演していた“わくわくさん”に話を聞いた。。

【映像】「自由研究のやり方そのものが大切」専門家の考え

 そもそも「自由研究」とはいつからあるのか?学校教育の歴史に詳しい一橋大学・木村元特任教授は「1947年に自由研究は生まれた」と話す。

木村特任教授「1947年、昭和22年。そこからスタートします。そのときに『自由研究』という“教科”が出来たのです」

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 木村特任教授によると、自由研究が生まれたのは1947年。「生徒の個性を伸ばすため」と学習指導要領に組み込まれたのが始まりと言われ、当時は“授業の一環”として自由研究が行われていたという。しかし、学習指導要領の改定とともに「自由研究」という授業は、4年で時間割から姿を消したそうだ。

木村特任教授「(授業からは)消えるのですが、授業を行った先生方が『自由研究はきっといいことだ!』という風に思われたんだと思います。なのでその後、(夏休みにも)子どもに“学習”を続けさせるっていう風に考えたときに“自由研究のエキス”を夏の課題にしていくという流れになったのではないかと推察できます」

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 授業から、夏の風物詩へ。「自由研究」定着の裏には、半世紀以上の長い歴史があるようだ。続いて、木村特任教授は自由研究の“意味”について考えを明かした。

「自発的な活動というのがすごく大切なポイントだと思います。例えば、大学などでも『研究』をやりますが、研究は、自分の活動なので“自分でやるもの”です。なので、子どもが色々工夫していくという自由研究のやり方そのものが学校教育としては大切なものだと思います」

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 授業だけでは育むことができない子どもの自発性。そして、サポートする親の存在。一見、面倒にも思える自由研究だが、子どもが育つためのヒントがあるようだ。

 しかし、夏休みの自由研究をしようと思ったもののやっぱり自由研究は苦手といった子どもや教えることが苦手な親に向けて、ニュース番組『ABEMAヒルズ』にコメンテーターとして出演した、工作の伝道師・わくわくさんは「工作をオススメしたい」と語った。

わくわくさん「小学校の1、2年生は工作をやられることは多いと思うんですが、5、6年生も“オリジナリティ”を加えた工作がいっぱいできると思うんです。私のYouTubeでも“工作の基本”をいっぱいやっております。そちらを見て、親子でチャレンジしていただきたいです。そして、その作品に“親子なりのアレンジ”をいっぱい加えていただけると完璧です」

(『ABEMAヒルズ』より)

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