「え、ダメ？」大谷翔平、盗塁ぎりぎりアウトのシーンで相手野手へニヤリ天敵捕手に刺されて苦笑いも

【MLB】エンゼルス－レンジャーズ（7月31日・日本時間8月1日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場した。3回の第2打席で四球を選び、果敢に二盗を試みたが、相手捕手のどんぴしゃの送球と野手の素早いタッチにより、アウトとなった。際どいタイミングだったこともあり、大谷は二塁到達直後に大きく横に手を広げてセーフのジェスチャー。さらにベンチがチャレンジを使うかどうかを待つ間、相手野手に向けてニヤリと笑うシーンがあった。

【映像】大谷翔平は二塁上で「え、ダメ？」な顔

　大谷は前日に豪快な22号3ランを放っており、この試合でも第1打席から登場する度に地元ファンから大歓声を受けていた。その声に応えるように第1打席はライト線を破る三塁打。打球速度169キロの弾丸ライナーと、華麗に走るベースランニングでファンを魅了した。すると第2打席は警戒を強めた相手バッテリーがさらに際どいコースを突くようになり、フルカウントから四球。一塁に歩いた。

　第1打席の三塁打でもわかるように俊足も武器である大谷は、続くレンヒーフォの打席で二盗を試みたが、ここで立ちふさがったのがレンジャーズの捕手・ハイム。大谷が投手として登板した際、抜群の相性でヒットを量産する“天敵”として知られるが、この場面では素早い動作と強肩、コントロールによって完璧なスローイング。ベースカバーに入ったセミエンも無駄のない動きで大谷の内もも付近にタッチした。

　ビデオ映像で確認しても非常に際どいタイミングで、大谷もセーフと確信したのか大きく手を広げてアピールしたが、塁審のジャッジはアウト。すかさずベンチの方に目をやると、監督・コーチはチャレンジを検討はしたものの、権利を使うことはなかった。この時間、大谷はセミエンと目を合わせると「え、ダメ？」と言わんばかりの表情。ベンチの様子を見ながらチャレンジを使ってもらえるかどうか微妙な様子も感じ取ったのか苦笑いを浮かべると、その後は潔くベンチに戻っていった。

　なお、ファンからは「チャレンジしてもいいのでは？」という声とともに、「惜しい」「どんまい」という励ましの声も届いていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）