将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント1回戦第2試合、チーム三浦とチーム斎藤の対戦が8月6日に生放送された。対局前には、8月5日に28歳の誕生日を迎えた佐々木勇気七段へ、チームメイトの斎藤慎太郎八段(29)と木村一基九段(49)がサプライズでバースデーケーキをプレゼント。視聴者からも「ハピバ!」「おめでとう」「よかったねえ」「いいチーム!」と多くのコメントが寄せられていた。
【動画】天使姿のチーム斎藤、佐々木七段の誕生日を祝う(3:55頃~)
ずば抜けた棋力と天真爛漫で自由な性格で、将棋界でも屈指のファンの多さを誇る佐々木七段。激戦の予選リーグを勝ち抜き、6日には負けたら即終了の本戦トーナメント初戦を迎えた。緊張感を漂わせて登場…とおもいきや、チーム斎藤の3人は、チーム名の「シン・エンジェル」のまま真っ白い衣装に羽根を背負い、頭上には輪が浮かぶ。佐々木七段の発案だったというまさかの天使姿での登場に、視聴者は「ええ!?」「出たー!」「ドリフのコント!?」、解説を務めた本田奎五段(25)も「フル装備でしたね」、聞き手の塚田恵梨花女流初段(23)も「全然話が入ってきませんでした」と度肝を抜かれた様子だった。
いよいよ対局に向けて1分間の作戦会議。しかし第1局を任された木村九段の姿が無い。佐々木七段はキョロキョロと辺りを見回すと、「ハッピーバースデートゥーユ~♪」の歌声とともに天使姿の木村九段がケーキを手に入室。8月5日に28歳の誕生日を迎えた佐々木七段に、サプライズでお祝いが贈られた。何も聞かされていなかった佐々木七段は「え~うそー!」と顔がほころび嬉しそうな表情に。わずか1分未満の“お誕生日会”だったが、チームの仲の良さを伺い知れた時間だった。
この様子には、視聴者からも「誕生日会だー!」「勇気おめでとう」「喜び方かわいいw」「おじおじさすが~」「木村先生優しすぎ!」「まさかの生祝いww」「充実の1年を~」とのコメントのほか、「一緒にお祝いできて嬉しい!」の声も上げられていた。
チーム三浦との本戦トーナメント1回戦は、佐々木七段が最終第8局に勝利するなど5勝3敗で勝ち抜きが決定。この日の“主役”は、「優勝を目指します!」と力強く飛翔を誓っていた。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)