将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は8月10日、名古屋市「名古屋将棋対局場」で菅井竜也八段(30)と順位戦A級2回戦の対局を行っている。本局は菅井八段の先手番で、戦型は「中飛車」となった。
約2年ぶりの対戦となった両者の対局。先手の菅井八段は5筋位取り中飛車を採用、後手の藤井竜王は居飛車で対抗型の将棋となった。藤井竜王は端歩を伸ばして先手玉を狭める工夫から、菅井八段は美濃囲いを整えた。ABEMAの中継に出演した佐々木大地七段(27)は「この将棋は、菅井八段の方が経験値は圧倒的に高いと思われます。練りに練った作戦なのでは」と解説。トップ棋士では少数派の振り飛車党のエース・菅井八段がどんな構想を描いているか、藤井竜王がどのように立ち向かうか、午後の戦いからも目が離せない。
藤井竜王が今期初参戦している順位戦A級は、渡辺明名人(棋王、38)への挑戦者を決めるリーグ戦。9戦を戦い挑戦権を獲得し名人初奪取を果たした場合、谷川浩司十七世名人(60)が保持する最年少名人獲得記録(21歳2カ月)が更新されるとあり、大きな注目が集まっている。
本局の持ち時間は各6時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 チンジャオロースー弁当
菅井竜也八段 チンジャオロースー弁当、味噌串かつ弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲菅井竜也八段 5時間24分(消費36分)
△藤井聡太竜王 4時間52分(消費1時間8分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)