将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第3試合、チーム糸谷とチーム斎藤の対戦が8月27日に生放送された。チーム糸谷がスコア4-1と勝利に王手をかけた状態で行われた第6局は、チーム斎藤・木村一基九段(49)が、チーム糸谷・黒沢怜生六段(30)に、最終盤で劇的な大逆転。解説棋士からも、黒沢六段が99%勝っていたというほどの内容だったが、決して諦めない姿勢を貫いた木村九段が、わずかな可能性から勝負をひっくり返した。