藤井聡太竜王、六冠挑戦への重要な一局 元棋王・久保利明九段との対局開始/将棋・棋王戦本戦T
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)と久保利明九段(47)が対戦する棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント3回戦が9月1日、午前10時に対局を開始した。本局は、渡辺明棋王(名人、38)への挑戦者を決める本戦トーナメント。藤井竜王にとっては、6つ目のタイトル獲得に向けた重要な一局となる。

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 藤井竜王は2016年10月に四段昇段。第34期竜王(1組以上:1期)、順位戦A級(A級以上:1期)。タイトルは通算9期で、現在最多の五冠保持者。棋戦優勝は5回。デビューから5期連続で年度勝率8割を超え、将棋大賞でも2年連続で最優秀棋士賞に選ばれるなど令和将棋界のトップに君臨する天才棋士だ。今期の棋王戦は、挑戦者決定トーナメント初戦で中川大輔八段(54)に勝利。6回目の棋王戦出場で初の挑戦権獲得となるか、大きな期待が寄せられている。

 久保九段は、1993年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:13期)。順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは2008年から棋王3連覇のほか、王将4期の計7期。棋戦優勝は6回。振り飛車党のトップ棋士で「捌きのアーティスト」の異名を持つ。今期の棋王戦は初戦で山崎隆之八段(41)に勝利。再びの棋王挑戦、奪還に向けて、本局ではどのような作戦を用意しているか注目だ。

 両者の過去の対戦成績は6局で、ともに3勝3敗。直近の対戦は2021年7月の順位戦B級1組で、藤井竜王が勝利している。約1年ぶりの対戦を制するのはどちらか。

 棋王戦の挑決トーナメントは、ベスト4以上で2敗失格システムを採用しており、敗者は復活戦に回る。勝者組の優勝者は、挑戦者決定二番勝負で1勝すれば挑戦権獲得。敗者復活戦の優勝者は2連勝が必要になる。現在のタイトル保持者は渡辺明棋王(名人、38)。

 本局の持ち時間は各4時間。振り駒の結果、先手は藤井竜王に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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