【プレミアリーグ】アーセナル2-1アストンヴィラ(日本時間9月1日/エミレーツ・スタジアム)
冨安健洋が決勝点の起点となった。1-1に追いつかれた直後にアーセナルが勝ち越しゴールを挙げた場面で、解説・林陵平氏が注目したのはアシストの一つ前で関与した冨安のプレー。「彼がいなければゴールはなかった」と大絶賛した。
前半に先制点を挙げて主導権を握ったアーセナルだったが、74分に失点を許してしまう。しかし直後の76分、アーセナルが真骨頂を見せた。
自陣からのロングパスを受けたブラジル代表・マルティネッリは、ボールを運びながらボックス内に侵入。敵を引きつけてからマイナス方向にパスを送ると、これを受けたのが冨安だった。トラップがわずかに浮いた隙に相手DFが詰め寄ってくるが、それを見て冨安は縦にパス。フリーで受けたイングランド代表・サカは、ふわりとしたクロスをファーへと供給。これをマルティネッリが合わせて再び勝ち越した。
左→中央→右→左と連携して奪ったゴールに、ABEMAの解説・林陵平氏は「これが今のアーセナルの強さですよね。失点してもチーム状態が落ちず、メンタルも落ちず、ゴールに持っていく力がある」と称賛。さらに技術面では冨安のプレーに注目した。
試合中も「冨安が素晴らしかった」と絶賛していたが、試合後、ABEMAの中継でこの得点シーンをピックアップした林氏が、さらに冨安のスゴさを深掘りする。
「本当に冨安のサポートを褒めたい。サイドバックは基本的にそこまで前にいけずに止まりがち。でも押し上げて、サイドバックが中央に入ることでプラス1のサポートをつくれた。そして相手が食いついてきたことで、サカがフリーになれた。それがなければゴールは生まれていない。冨安の良さが出た場面だった」
冨安は64分から、同じポジションのライバル、イングランド代表のベン・ホワイトに代わって途中出場。林氏が「状態がいいホワイトと交代して入るということは、すごく信頼されている」と分析したが、まさに指揮官の期待に応えるパフォーマンス。冨安が起点となったゴールが決勝点となり2-1で勝利したアーセナルは、これで開幕5連勝。王者マンチェスター・シティを抑えて堂々の首位に立っている。
(ABEMA/プレミアリーグ)