【プレミアリーグ】レスター0-1マンチェスター・ユナイテッド(日本時間9月2日/キング・パワー・スタジアム)
「さすがクリロナ」だった。ふわりと上がったクロスボールを、バックステップからバイシクルシュート! 数ある選択肢から最も難しいプレーを選ぶあたりがまさにクリスティアーノ・ロナウド。37歳、衰え知らずの至高のフォルムは見る者すべてを魅了した。
ベンチスタートだったロナウドは、68分にスウェーデン代表・エランガとの交代でピッチに投入されると期待に応えるようにチームの攻撃を活性化した。
迎えた83分、マンチェスター・ユナイテッドがカウンターからチャンスを作り出す。中央を持ち上がったポルトガル代表・B.フェルナンデスが右サイドのポルトガル代表・ダロートにパスを送ると、ボックス左でフリーとなっていたロナウドは「俺にボールをよこせ」と言わんばかりに左手を上げてアピール。ダロートはファーへのクロスを選択した。
フリーな状況だっただけに、トラップして味方にパス、あるいは中に切り込んでシュートを放つなど、いくつもの選択肢があったはずだ。しかし、そこがロナウドらしい。最も難しいプレーをチョイスした。2、3歩バックステップを踏んでボールとの距離を取ると、次の瞬間、体はふわりと宙を舞い、バイシクルシュートでゴールを狙ったのだ。
惜しくもポストの右へと外れてゴールは決まらなかったものの、完璧なタイミングで放たれた美しいシュートシーンがリプレイ映像で何度も流された。ABEMAで解説を務めた粕谷秀樹氏も「魅せてくれますねぇ」と思わず唸る、至高のフォルムだった。
視聴者もすぐさま反応。「やっぱりかっこいい」「あのボールでも狙えるロナウド」「あぁーん、入ったと思った」「ロナウド魅せるな」「ロナウド最高よ」とロナウドを称えるコメントが並んだ。
その後もロナウドは再三にわたってチャンスに絡むなど攻撃を活性化した。追加点こそ生まれなかったものの、23分にイングランド代表・サンチョが奪ったゴールが決勝点となり、マンチェスター・Uが勝利。開幕連敗からの3連勝と調子を上げている。(ABEMA/プレミアリーグ)