【MLB】エンゼルス4-5タイガース(9月7日・日本時間8日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場、7回の第4打席で今季33号となる勝ち越しソロを放った。この試合を含めて9試合で6本と、完全に量産モードに突入しているが、打たれる投手からすれば「またか…」とがっくりするようなもの。33号を浴びたチェフィンに至っては、打たれた直後から打球の行方をまるで見ない“完全無視”状態になってしまった。
8月下旬から打撃絶好調の大谷には、もはや右投手も左投手も関係ない。タイガースベンチは同点に追いついた直後の7回、エンゼルスの先頭打者である大谷に対して、左腕のチェフィンをマウンドに送った。この日の大谷は第1打席から3打席連続三振。それでも当たればいつでもホームラン、という威圧感が漂うのか、チェフィンはストライクが入らない。1球目、2球目とボールになると、3球目にキャッチャーが構えたのは内角高め。意を決して、打たれても詰まるだろうところに、強いシンカーを投げ込んだ。
ただ、これがコースにしっかり収まれば打ち取れただろうが、大谷はやや詰まりながらもこれを右中間へ。感触ばっちりという当たりではなかったが、オーバーフェンスには十分な打球速度、角度を保ち、右中間スタンドに届く33号ソロとなった。
大谷本人こそ手がしびれた様子も見せていが、打たれたチェフィンはすぐに諦めた模様。ネット裏のエンゼルスファンが一斉に立ち上がり、勝ち越しアーチを確信する中、全くボールの行方を見ずに、本塁方向を向いたまま。痛恨の一発が生まれる瞬間を見たくもないといった仕草だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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