将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第2局が9月10日、熊本県上益城郡のグランメッセ熊本展示ホールC・Dで行われ、渡辺明名人（棋王、38）と斎藤慎太郎八段（29）が対局を開始した。先手は斎藤八段。勝者はベスト4に進出、準決勝で永瀬拓矢王座（30）と対戦する。
【中継】「将棋日本シリーズ」二回戦第二局 渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組（1組以上：16期）で、第80期名人（A級以上：13期）。タイトル獲得数は歴代4位の31期を誇り、名人は3連覇、棋王は10連覇中。竜王と棋王で永世称号の資格を得ている。一般棋戦でも11回の優勝歴があり、うち3回はこの日本シリーズだ。
斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦2組（1組：2期）、順位戦A級（A級：3期）。タイトルは王座で1期、獲得歴がある。順位戦A級では、2年連続で挑戦権を獲得したが、いずれも渡辺名人の前に敗れ、初の名人位獲得を逃している。粘りに定評があり、また詰将棋で培った終盤力にも光るものがある。
両者の対戦は過去に17局あり、渡辺名人が12勝5敗とリード。直近10局でも8勝2敗と押している。お互い居飛車党で、過去の対戦も全て相居飛車になっている。
JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
