将棋の永瀬拓矢王座(30)に豊島将之九段(32)が挑戦する第70期王座戦五番勝負は9月13日、愛知県名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で第2局の対局が行われている。午前9時の対局開始時から異例の速さで指し進められ、ABEMAの中継に出演した上村亘五段(35)は「いったいどこまで研究すればここまで深いところまで行けるのか…」と驚きの表情を見せていた。
早指し戦を思わせるようなスピードで進行した。豊島九段の先手で始まった本局は、角換わり腰掛け銀の戦型に。互いに「当然、研究範囲」と言わんばかりの応酬で手数を積み上げた。解説の上村五段は「9時21分に本格的な王手がかかるとは」とポツリ。さらに、対局開始から30分で64手まで指し進められ、「いったいどこまで研究すればここまで深いところまで行けるのか…」と驚きの声を上げた。
ともに中継に出演した香川愛生女流四段(29)は、「この60手、30分のために、おふたりがどれだけの時間を費やされているのか…」とコメント。両者が事前研究にかけた労力に思いをめぐらせた。あまりのスピード感に、視聴者も騒然。「恐ろしい」「膨大な変化を全部頭に入れてるの?」「終わっちゃう!」「余裕の研究」「2倍速?」「お昼前に終わっちゃったらどうしよう」「研究がかみ合ったってことなのかな」と多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)