将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント4回戦が9月14日に行われ、羽生善治九段(51)と広瀬章人八段(35)が対局中だ。振り駒の結果、先手は広瀬八段に。戦型は「横歩取り」となった。
これまでに公式戦で37局を戦った両者が、挑戦者決定トーナメント4回戦で相対した。王位戦七番勝負2期、竜王戦七番勝負1期の3つのタイトル戦を含み、羽生九段の21勝、広瀬八段の16勝で推移している。本局は振り駒の結果、広瀬八段の先手番に。戦型は「横歩取り」となった。
ABEMAの中継に出演した横山泰明七段(41)は、「1筋の交換が珍しく(後手が)歩を突いたのが工夫。広瀬さんも突くのが早かったのは、羽生九段はこの戦型を何局か指しているので、広瀬さんも準備してきたんだと思う。先手の角が上がったが、先手はこの角を中心に攻守を組み立てることになり、後手にとってはこの角をいかにどかすかが今後の注目のポイント」と解説した。午後の本格的な戦いに向けて、両者がどんな構想を描いているか注目だ。
棋王戦挑戦者決定トーナメントは、ベスト4進出を決める4回戦が進行中。9月12日には増田康宏六段(24)対伊藤匠五段(19)の若手実力者同士の対局が行われ、伊藤五段が参戦2期目にして初の準決勝進出を決めた。本局の勝者は次戦で伊藤五段と対局とあり、どちらが勝ち上がっても注目局となる。
持ち時間は4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
羽生善治九段 ガーリックローストセット
広瀬章人八段 豚生姜焼き弁当
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲広瀬章人八段 3時間21分(消費39分)
△羽生善治九段 3時間2分(消費58分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)