【MLB】ガーディアンズ5-3エンゼルス(9月14日・日本時間15日/クリーブランド)
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場した試合で、5回2死から2番を打つトラウトがライト前にタイムリーヒットを放った。打たれたガーディアンズの先発クワントリルからすれば、狙い通りに詰まらせた当たりだったが、シフトの逆を突き、さらにライトの前にポトリと落ちる一打に、マウンド上で「あ~、もうっ!」と言わんばかりに、もじもじしたアクションを起こした。
クワントリルはシンカー、カットボールなどを武器に丁寧な投球が持ち味の好投手。エンゼルス打線に対しても1回はモニアック、トラウト、大谷と3者連続で空振り三振を奪うなど上々の立ち上がりだった。ただ3回にはモニアックに先制の2ランを浴びると、5回2死からまたもモニアックに二塁打を打たれてピンチ。続く強打者トラウトと勝負を挑んだところ、カウント2-0と苦しいところから内角高めにシンカーを投げ込んだ。
低めに強く高めに弱いトラウトだけに、不利なカウントからでも詰まらせることができるだろうと94.9マイル(152.7キロ)のシンカーを投じると、強振したトラウトのバットからは鈍い音が。打球速度も61.8マイル(99.5キロ)と、まさにどん詰まりの打球が、角度31度でフラリと上がった。
クワントリルからすればMVPを3度獲得し、7試合連続本塁打も記録したスター選手を完全に力で押し切ったようなもの。ところが普段の打球方向から内野手3人が三遊間を守る「トラウトシフト」を使用していたため、ライト方向に飛んだ打球に対して、内野手は無人。さらに前進してきたライトも到底届かないような、絶妙なところで弾んだ。
打たれた瞬間すぐに振り返ったクワントリルは、なぜ野手がいないところに飛んでしまったのかというように、マウンド上で「あ~、もうっ!」と、もじもじ。最後には思わず両手を広げて、うんざりしたような顔にもなっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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