Mリーグ史上、個人としては最もつらい日々を過ごした選手かもしれない。2021-22シーズン、赤坂ドリブンズの村上淳(最高位戦)は、まさかの4連続箱ラスという大不振に陥った。運も勝敗を大きく左右するゲーム性だが、全てが悪い方に流れ、チャンスと思われたシーンでも相手の当たり牌を掴んでは放銃、というシーンがいくつもあった。「去年は麻雀人生で最悪でした」と振り返りたくもない年だったが、それでも村上は前を向いて新シーズンを迎える。「今年が一番恐怖」と、2年連続で大敗すればMリーガーでいられなくなるという強い自覚を持ちながらも、強者と呼ばれる選手たちと肩を並べる雀力があるという自信は失っていない。