【ガンダム】「水星の魔女」の主人公は？声優や歴代主人公との比較を解説

　1979年に放送された「機動戦士ガンダム」以降、さまざまなタイトルが制作されている「ガンダム」シリーズのTVアニメ最新作となる「機動戦士ガンダム水星の魔女」。本記事では、「ガンダム」TVアニメシリーズ初となる女性主人公について、声優や歴代主人公との比較を解説していきます。

『機動戦士ガンダム水星の魔女』全話配信中

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アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」とは？
アニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主人公と声優は？
歴代の「ガンダム」TVシリーズで女性主人公はいる？
歴代の「ガンダム」TVシリーズで偽名・コードネームの主人公はいる？
歴代の「ガンダム」TVシリーズで学生の主人公はいる？

歴代の「ガンダム」TVシリーズで内向的な主人公はいる？
歴代の「ガンダム」TVシリーズ最年少主人公は？
アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」の主人公まとめ

アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」とは？

　2021年9月15日にオンラインで開催された第2回ガンダムカンファレンスにて発表された、約5年半ぶりの「ガンダム」TVアニメシリーズ最新作が「水星の魔女」です。

　企業が宇宙に進出して巨大な経済圏を構築しているA.S.（アド・ステラ）122に、モビルスーツ産業最大手の「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」へ辺境の地である水星から、スレッタ・マーキュリーという名の少女が編入するというのが、導入部のあらすじです。

　放送に先駆けて、アニメ本編の前日譚にあたる「PROLOGUE」がイベント上映やオンライン試写会にて公開されました。「PROLOGUE」は9月4日より、各種配信サービスでも配信がスタートしています。

「機動戦士ガンダム水星の魔女」PROLOGUE

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アニメ『機動戦士ガンダム水星の魔女』の主人公と声優は？

アニメ「機動戦士ガンダム水星の魔女」EDテーマのCDジャケットイラスト、スレッタ・マーキュリー

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　「水星の魔女」の主人公の名前は、スレッタ・マーキュリーです。「ガンダム」TVシリーズ初となる女性主人公ということも話題になっています。前日譚となる「PROLOGUE」では、見た目的にスレッタの幼少期と思われる4歳児のキャラクター名が、エリクト・サマヤという名前で登場していました。

　もしエリクトがスレッタと同一人物である場合、スレッタという名前は正体を隠すための偽名かコードネームと推察されます。

　水星からパイロット科2年に編入してきたというプロフィールから、スレッタの年齢は16歳〜17歳であることが予想可能です。放送前のキャラ紹介では「内向的な性格でコミュニケーション能力がやや乏しい」とのことでしたが、寡黙で人と関わりたがらない……というような雰囲気ではなく、対人コミュニケーションの経験値の少なさからテンパりがちなものの、純粋で感情豊かなことが第1話で明らかになりました。

　スレッタおよびエリクトの声を演じているのは、声優の市ノ瀬加那（いちのせかな）さんです。2021年に開催された第15回声優アワードにて新人女優賞に選ばれている女性声優で、「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の荻原沙優（おぎわらさゆ）や「かぐや様は告らせたい」シリーズの四条眞紀（しじょうまき）などが代表作となっています。

市ノ瀬加那が四条眞紀役で出演

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　また、スレッタのキャラクターデザインが発表された際、SNS上では「たぬきっぽくてかわいい」「たぬきみたいでマジで可愛い」「たぬき（褒め言葉）」といった、たぬきを思わせる表情に対しての感想が多く寄せられていました。

天真爛漫なコミュ下手主人公のスレッタ 1話

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株式会社ガンダムのクソダサPVが話題 8話

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エアリアル奪取をエリクト？が阻止 16話

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「機動戦士ガンダム水星の魔女」声優全キャスト

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歴代の「ガンダム」TVシリーズで女性主人公はいる？

　先述した通り、「ガンダム」TVシリーズでの女性主人公はスレッタが初となります。しかしTVシリーズ以外にも、劇場作品やOVA（オリジナルビデオアニメーション）、配信作品や漫画などさまざまな媒体で「ガンダム」シリーズは展開されているため、歴代作品の中には女性が主人公の作品も存在します。

　配信アニメとしては、2017年からガンダムファンクラブを中心に配信された「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」および追加シーンを加えてイベント上映された「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影」のアルレット・アルマージュが女性主人公です。

　漫画では「ガンダムエース」で連載の「機動戦士ガンダム　エコール・デュ・シエル」（著・美樹本晴彦）のアスナ・エルマリートも女性主人公となります。アスナはモビルスーツ訓練学校の生徒なので、学生という点もスレッタと共通しています。

　ちなみに、「エコール・デュ・シエル」の作者である美樹本晴彦氏がキャラクターデザインを務めたOVA作品「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の主人公はアルフレッド・イズルハ（通称アル）となるため、クリスチーナ・マッケンジー（通称クリス）は、メインキャラクターではありますが女性主人公には該当しません。

市ノ瀬加那が小川杠役で出演

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歴代の「ガンダム」TVシリーズで偽名・コードネームの主人公はいる？

　歴代の「ガンダム」TVシリーズには、偽名やコードネームの主人公が何人か存在します。「新機動戦記ガンダムW」の主人公はヒイロ・ユイですが、その名は暗殺されたコロニー指導者の名前から付けられたコードネームのため本名ではありません。「機動戦士ガンダム00」主人公の刹那・F・セイエイも、ファーストシーズンの8話にて「俺のコードネームは刹那・F・セイエイ。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」と自ら話す場面があります。

　また、主人公の定義をEDクレジットのトップとした場合は、「機動戦士Ζガンダム」におけるシャア・アズナブルも偽名・コードネームの主人公となります。クレジット上はシャア・アズナブルとなっていますが、シャアの本名はキャスバル・レム・ダイクンであり、その身分を隠してジオン公国のパイロットとなったときに使用していた偽名です。「機動戦士Ζガンダム」ではクワトロ・バジーナと名乗っているため、偽名を偽名で隠しているという状態になります。

　ちなみに、キャスバルが身分を隠すために最初に使っていた偽名にエドワウ・マスがあり、偽名は3つ存在しています。

コードネームを使う主人公・ロイド

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歴代の「ガンダム」TVシリーズで学生の主人公はいる？

　10代の少年が主人公となることが多い「ガンダム」TVシリーズには、学生の主人公が数多く登場しています。「機動戦士Ζガンダム」の主人公、カミーユ・ビダンは第1話でハイスクールの空手クラブをサボってブライト・ノア艦長の乗るテンプテーションを見学に行き、宿敵となるジェリド・メサと出会うことに。「機動戦士ガンダムSEED」の主人公、キラ・ヤマトは第1話でゼミに行く描写がされており、そこでカガリ・ユラ・アスハと出会い、戦火に巻き込まれていきます。

　また、「ガンダムビルドファイターズ」のイオリ・セイ、「ガンダムビルドファイターズトライ」のカミキ・セカイは「ガンプラバトル」に興じる中学生です。OVAや劇場作品では、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の主人公・アルが小学生で、そのほか「機動戦士ガンダムF91」のシーブック・アノーや「機動戦士ガンダムUC」のバナージ・リンクスも学生だった主人公となります。

　学生から戦争に巻き込まれてパイロットになるというケースが多いですが、「新機動戦記ガンダムＷ」の主人公であるヒイロ・ユイは、第1話の作戦中にリリーナ・ドーリアンに顔を見られてしまったことで、その後リリーナの通う学園に編入します。自身の誕生会への招待状を渡すリリーナでしたが、ヒイロはそれを破り捨て、あまりにも有名な「お前を殺す」という台詞を告げることに。2話では顔を見られたリリーナを殺すという目的のため、学園でフェンシングの試合に興じるなど、学生としての描写がなされていました。