その気遣いがけがを防ぐ 東白龍、落下寸前の相手力士を救う“がっちり握手”にファンが注目
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大相撲九月場所>◇十日目◇20日◇東京・両国国技館

 十両三枚目・東白龍(玉ノ井)が前頭十五枚目・照強(伊勢ヶ濱)を押し出しで下した一番で、勝負が決した際に東白龍が相手の落下を防ぐように手を差し伸べる一幕があった。

【映像】咄嗟に手を差し伸べた東白龍

 立ち合い低い姿勢で前に出た照強。対する東白龍が素早く手を出して応戦すると、回り込んだ照強を追いかけながら突っ張りを浴びせる展開に。そのまま前に出た東白龍が押し出しを決めて6勝目を挙げた。勝負が決した際、押し出された照強が土俵下に落ちそうになるも、東白龍ががっちりと握手をするかのように手を差し伸べ、照強はそのまま土俵上に残ることができていた。敗れた照強は5敗目を喫した。

 取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭・天鎧鵬の音羽山親方は「東白龍が上手く攻めた一番だったと思います」と一言。続けて「やはり東白龍は手を出していくことが、照強を中に入れないという作戦だったのではないでしょうか」と分析した。

 土俵際での“ダメ押し”が危険な行為としてたびたび問題視される中、取組中は厳しい攻めだったものの、決着後は反対にとっさに手を差し伸べて相手の怪我を防ごうとした東白龍。その気遣いに、ファンからも「やさしい」「握手でフィニッシュ」といった声が相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネルより)

【映像】咄嗟に手を差し伸べた東白龍
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【映像】遠藤が見せた「猫だましもどき」
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【映像】テディベア状態で“やられた”顔の宇良
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