＜大相撲九月場所＞◇十一日目◇21日◇東京・両国国技館
前頭三枚目・玉鷲（片男波）が前頭八枚目・北勝富士（八角）を押し出しで下し、10勝目となる勝ち星を挙げた。馬力で圧倒した玉鷲に、元関脇・琴勇輝の君ヶ濱親方も「やはり只者じゃないですね」と感嘆していた。
37歳のベテランでありながら歴代単独3位の連続出場記録を持ち、“鉄人”の愛称で親しまれている玉鷲。今場所では十日目を終えて9勝1敗と、北勝富士と並んで優勝争いのトップを走っていた。
1敗同士の対決となった十一日目の取組、土俵上に玉鷲が登場すると、ABEMAで解説を務めた君ヶ濱親方は「何度もしつこいようですけども、本当に、日に日に強くなっているというか。ちょっともう異常ですよね」と絶賛。続けて「鉄人だったり宇宙人だったりって言われているみたいですけど、ま、地球人でないことは確かでしょうね。本当にすごいと思います。信じられない」とユーモアを交えて褒め称えると、「同じ一門でよく肌も合わせましたけど、スタミナもありますし馬力もありますし」と語っていた。
その後の取組では、立ち合い直後に前みつに手をかけた北勝富士に対し、強烈に突き放した玉鷲は、厳しい突き押しの攻めを展開。相手に何もさせず圧倒し、押し出しを決めて10勝目を挙げた。館内からは大きな歓声が沸き起こった。敗れた北勝富士は2敗目を喫した。
完勝した玉鷲に、君ヶ濱親方は「やはり只者じゃないですね、この人は」と感嘆。さらに「（北勝富士が）しっかり前みつを引いていてもなお優る馬力ということですからね」「突き放す力が強すぎて前みつが離れた」と称賛すると、視聴者のコメントを拾いながら「頑張ってください、相撲星人」とユーモラスにエールを送った。
玉鷲の強さには視聴者からも「強すぎワロタ」「ほんっと強い」「まだまだ余裕そう」「アラフォーとは思えん」と驚きや称賛の声が続出したほか、君ヶ濱親方のユーモアあふれるトークに「とりあえず地球人以外ｗ」「サイヤ人かな」「相撲星人」といったコメントも相次いで寄せられた。
（ABEMA／大相撲チャンネルより）
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