<大相撲九月場所>◇十一日目◇21日◇東京・両国国技館
前頭筆頭・翔猿(追手風)と前頭三枚目・宇良(木瀬)が、まるでレスリングのような攻防を展開。ファンが「新しい相撲スタイル」「独特な世界観」と盛り上がる一幕があった。
【映像】競技は相撲であってる? “業師”同士の取組に館内は大盛り上がり
立ち合い互いに牽制しながら近づくと、頭をつけて探り合うように手を出した両者。低い姿勢とまるでレスリングのような攻防が続き、宇良が翔猿の足を叩く攻撃を仕掛けると館内からはどよめきが沸き起こった。
その後も探り合いは続き、客席からは拍手や歓声が繰り返し沸き起こったが、機を見た翔猿が右を差して下手を深く掴み土俵際へと一気に前進。宇良はこれに耐えたものの、必死の掬い投げが不発に終わり、最後は翔猿が捨て身の下手投げを決めて、今場所の勝ち越しを決める8勝目を挙げた。惜しくも敗れた宇良は5敗目を喫した。
白熱した一番を受けて、ABEMAで解説を務めた元関脇・琴勇輝の君ヶ濱親方は「まず確認したいんですけども、一応、競技は相撲であってますよね? レスリング?」とユーモア混じりに一言。同じく実況を務めた登坂淳一アナウンサーが「レスリングを見ているかのような」と応じると、君ヶ濱親方は「こうなると解説のしようがないというか。パターンが、こういう相撲はないですからね」と語り、「いろんなことを考慮しながら、果たして相撲なのかという一番でした」と疑問を投げかけるように続けた。
珍しい取組内容に、視聴者も「レスリングみたいな感じでしたね」「攻防すごかった」「新しい相撲スタイル」「独特な世界観」「これも相撲よ」と大盛り上がりの様子を見せていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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