<大相撲九月場所>◇十二日目◇22日◇東京・両国国技館
優勝争いのトップを走る前頭三枚目・玉鷲(片男波)が、前頭六枚目・若元春(荒汐)に寄り切りで敗れて2敗目を喫した。同門で元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「あぁ…」と悔しそうに絶句した。
十一日目を終えて幕内でただひとり1敗を守り、優勝争いの単独トップに立っていた37歳のベテラン力士・玉鷲。十二日目の取組で土俵上に登場すると、ABEMAの中継で解説を務めた熊ヶ谷親方は「若元春ファンには本当に申し訳ないんですけど、自分はもう完璧に玉鷲を応援しています。すみません!」とアピール。同じ片男波部屋ということもあり「すみません! 玉鷲を応援させてください」と口にすると、視聴者から「応援する親方を応援します」「NHKでは出来ない解説」といった声も寄せられた。
しかしその後の取組では、立ち合い正面から当たった玉鷲がのど輪で攻めたが、耐えた若元春に押し返されると一気に土俵際へと寄られ、そのまま寄り切られて痛恨の2敗目を喫した。勝った若元春は7勝目を挙げた。
玉鷲の無念の2敗目を受けて、熊ヶ谷親方は「あぁ…」としばし絶句。続けて今の心境について聞かれると「そうですね…悔しいです」と唇を噛みつつ、「がっくしです」「玉鷲、攻めきれませんでしたよね。引いてしまいました」とコメントすると、「ここでしっかり玉鷲は今日の相撲を反省して、また気持ちを切り替えて明日から前に出る相撲を」とエールを送っていた。
取組結果に肩を落とした熊ヶ谷親方の様子に、ファンからは「親方絶句w」「親方しょんぼり」「元気出して」「親方泣かないでね」「まだ優勝チャンスある」といった声が相次いで寄せられた。
なお十二日目の取組では、2敗をキープしていた前頭八枚目・北勝富士(八角)と前頭十枚目・錦富士(伊勢ヶ濱)がともに敗れたため、引き続き玉鷲が優勝争いの単独トップに。3敗で北勝富士、錦富士、前頭筆頭・翔猿(追手風)、前頭四枚目・高安(田子ノ浦)の4人が追いかける展開となった。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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