今年の魚谷侑未はたくましく泳ぐ!「メンタルとフィジカルを強化した」エース完全復活へ/麻雀・Mリーグ
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 2019-20シーズンのMVP、セガサミーフェニックスの魚谷侑未(連盟)にとって、昨シーズンは試練の年だった。チームこそ準優勝という好成績ではあったが、個人としてはレギュラーシーズンでマイナス。「自分の悪い部分がわかりやすく出た」と、最後まで波に乗れなかった。オフシーズン、課題としたのはメンタルとフィジカルの強化。心身が充実してこそ、魚谷はMリーグの荒波を涼しい顔ですいすいと泳ぎ切る。

【動画】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」昨期の戦いぶり

-昨シーズンの振り返りをお願いします。

 (レギュラーシーズン)中盤まである程度耐えていたんですが、終盤にズルッと落ちてしまいました。最終日にラス・ラスでしたし。そのままレギュラーシーズンを終えて、チームメイトのおかげでセミファイナルに行くことができたのですが、自分の悪い部分がわかりやすく出たシーズンでした。その弱点の手直しをオフシーズンに図っていました。麻雀の内容で納得できるシーズンではなくて、チームの成績にも影響してしまったというのはあります。

-シーズンの成績によって、オフシーズンの過ごし方はどう変わりますか。

 うちのチームの場合はどういう年だったかというのが毎年はっきりしていて、今年については割と課題が見えた年でした。その前は運もなかったという感じだったので、それに比べて課題は見つけやすかったですね。自分の麻雀のモデルチェンジじゃないですけどバージョンアップを計ってきたつもりなので、今年は調整しやすかった年だと思っています。

-(リーグ戦の降級など)オフに不調もあり、Twitterでは気になる投稿もありました。

 シーズン中よりもオフシーズンの方が自分はすごく忙しかったです。降級した時は、テレビ対局が急に入って、予定よりも消耗した状態でした。自分の中ではほとんど降級がない位置だったんですが、体力回復や気力回復を怠ったのが問題です。ひどいことがなければ現実的には(降級は)起こらないだろうと思っていたところが、麻雀に対して自分が舐めていた部分というか「大丈夫でしょう」と高をくくっていたことがありました。きちんと1試合1試合、全力投球でやるというのはとても大変なことなんですけど、とはいえ気の抜けた状態ではいい結果は出しづらいです。麻雀との向き合いがダメだったなと思って反省しています。

-わかっていても調整しづらい時はありそうです。

 私は元々、体調管理が得意ではなくて、自分の万全という状態にはなれないので、オフシーズンは体力作りとしてパーソナルトレーニングに通いました。睡眠が課題ではあるんですが、寝る時間を確保するようにとか。体力面で試合中でもふっと気が抜けてしまう瞬間があるんです。メンタルとフィジカルを強化しなければいけないなというのがあって、オフはそれに取り組んで少しパワーアップしたかなと思っています。気持ちで打つタイプなので、気持ちがずれてしまうだけで麻雀がおかしくなってしまうんです。

-気持ちが乗った時は麻雀にどのような違いがありますか。

 牌から得られる情報が変わります。打っている時に相手はどのくらいの手の進行具合なのかとか、違和感をすぐにキャッチできるというか。牌効率やリーチ判断は教科書通りだと思うんですが。気持ちが入っていると集中力も違いますし、相手から得られる情報がとても増えます。その状態でずっと打てれば強いと思いますよ。その状態で長いシーズンを戦えるように、ブレを少なくしたいです。自分の麻雀としてはもう少しその先に行きたいと思っています。なるべく2分の1の選択を間違えないようにしたいと思っているし、自分の限界を決めずにもう少し先に行きたいと思っています。そこもオフシーズンで考えていたことです。

-記憶力と言えば、インタビューでもよく聞かれたことがすらすらと答えています。

 麻雀のことは基本的に覚えてはいるんです。 同じ牌を切られたとしてもどのように情報として消化できるか。「あれ?これ変だな」と何かを察知して、何かを感じ取って、自分の手組みを変えられたりとか、進化したいと思っています。

-最後に今期の目標をお願いします。

 2019シーズンにMVPを取った時以外は、自分の力の足りなさがどうしても出てしまいました。もう少し自分が貢献できていれば違う結果もあったと思います。私が絶対的なエースだったら、去年の最後は近藤誠一さんが連投ではなかったと思います。そこを任せてもらえないというのは恥ずべきことだと思うので。ドラ1でチームにいる以上、 エースとして頑張れるように今年は頑張りたいと思っています。(最終戦に出られるかは)その年の自分次第だと思っているので「今年はさすがに魚谷でしょう」という状況を作り上げていきたいということですね。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。優勝賞金5000万円。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【中継】Mリーグ2022-23シーズン開幕式&開幕戦
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