選手最年長・近藤誠一「楽しみを何か一つ持っていたい」5年目で探す新たなMリーグの魅力/麻雀・Mリーグ
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 ベテラン実力者、セガサミーフェニックスの近藤誠一(最高位戦)は、今シーズン中に60歳を迎える。昨期まではKADOKAWAサクラナイツに所属していた沢崎誠(連盟)が最年長だったが、昨期限りで退団。近藤がリーグ最年長選手になった。惜しくも2度目の準優勝に終わった昨期から、個人的に大きく打ち筋を変えることはないが、それでも「新しい戦術を見つける楽しみもあります。何か楽しみがないとつまらない」と、貪欲に新たな麻雀Mリーグの魅力を探しに行く。

【動画】プロ麻雀リーグ「Mリーグ」昨期の戦いぶり

-Mリーグも5年目を迎えますが、開幕が近づいた今の心境をお願いします。

 (過去2度の)準優勝も、相変わらず(視聴者は)判官びいきなこともあり、それなりに価値があると思っていたけれど、さすがに3回目はみんな飽きると思うので(笑)。準優勝はいつも悔しいです。

-昨期の開幕前から麻雀を少しずつ変えて、リーチを減らすという話がありました。

 ちょっとしたカンフル剤といえば言い過ぎですが、周りからの印象を変えてもらいたいというのがありました。今年は普段通りの打ち筋ですね。そもそもあれは「近藤もリーチをしていなくてもテンパってることがあるよ」というのが言いたかっただけなので(笑)。新しい戦術を見つける楽しみというものもありますよ。そこがすごく大事な部分だと思っていて、何でもいいので何か楽しみがないと大袈裟に言うとつまらなくなります。自分の中でマンネリ化してしまって、いろいろな能力が下がるような気がするんですよね、集中力にしろ何にしろ。それが自分にとっての楽しみというか、ゲーム内容に対して楽しみというものを何か一つは持っていたいです。人によっては同じことを繰り返していた方が安定していいというのもあると思いますし、それに理解もするんですが、自分の中では割と平たくいうと飽きっぽい方なので、何か変化があったほうが入り込みやすいです。

-変化という意味では、今年は3人の選手が入ってきました。

 みんな強いですよね(笑)。渋川難波さんは安定感が高いタイプだと思いますね。粘っこいし、いろいろなことをやってくる。3人を比較すると三者三様でそれはそれで面白いかなと思いますね。鈴木優さんはもともと突進力が高かったところに割と守備も重厚感が出て来て、まさに脂が乗り切った感がありますよね。仲林さんは見た目のイメージかもしれませんがちょっとヤンチャなイメージ(笑)。鈴木さんも正直、以前はヤンチャなイメージだけが目立っていました。勝つ時はすごく勝つけど、負ける時はすごく負けていたので。そういうのが今はすごく少なくなって結果もついてきました。最高位も納得感がありましたね。運がよくて昔みたいにバリバリ勝って最高位になった、というのとはちょっと違います。

-オフシーズンの過ごし方が結果に現れる実感はありますか。

 どうでしょうね、個人差もあるとは思いますが。みんなMリーグ以外の対局がありますからね。試合の出場が少ないのは茅森なので、開幕が近づくと打ちたいということが増えますね。魚谷・近藤というところはしょっちゅう公式戦があるので、特に近藤は体が疲弊しないように、なるべく打たないようにしています。

-Mリーグのシーズン中、控室の映像を見ると逆立ちもされていました。

 たまには運動もしなければ、というところですね(笑)。麻雀は同じ姿勢を続けるので、腰を痛めやすい。打っている時は基本的に動きが少ない分、対局の合間はあまりじっとしないことが多いので、ストレッチなんかをしょっちゅうやっていますね。

-近藤さんといえば、インタビューもファンが楽しみにしています。

 そう言っていただけるとありがたいです。なるべく一つはインタビューネタを持っているようにはしています。当日何かがあった時はそれを変えたりということはあります。

-準優勝からもう一つ順位を上げるために、ご自身でもこれが必要というものはありますか。

 うーん…。それは申し訳ないけど、ないですね。常に必死に戦うだけだと思うんですね。集中するとか諦めないとかいろいろありますけど、運任せに聞こえてしまうかもしれないですが「いい時が来れば優勝できる」、そう信じて打つという感じですね。

-そういう意味では、昨年はなかなか手が入りにくかったようです。

 そういうことが今期もあるかもしれないですが、必然的に時期としてそういうことがやってくることもある。そういう時に何かあれこれと策を弄したとしても結果に結びつくとは思わないです。強いていえば精神的に我慢すること。「今は仕方がないんだ」と。特に自分は高打点寄りのスタイルなので、アガリ率が他の人よりは低いわけですね。そうすると長期にわたってアガリが減ることも起こりやすいです。去年、一昨年は我慢の年だったかなと。去年の後半、セミファイナルぐらいからアガリ率が上がっているので、これが続いてくれることを祈りながら、精いっぱい戦います。高い手が来た時にしっかりとアガる。これを逃していてはこのスタイルではやっていけないと思います。

-最後に今年の目標をお願いします。

 今年は「感動体験と共に、優勝をみんなで分かち合う」です。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。優勝賞金5000万円。

ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【中継】Mリーグ2022-23シーズン開幕式&開幕戦
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