2018年にプロ麻雀リーグ「Mリーグ」が発足して以来、リーグ全体に華やかさを与え続けてきたTEAM雷電に、本当の意味での正念場がやってきた。2021-22シーズン、レギュラーシーズンで▲1256.1という記録的大敗を喫し、8チーム中最下位だった。高柳寛哉監督にしても「ここまで毎試合、負けることが続くものかと、何が起こっているんだろうと思った」と、今考えても信じがたい半年間だった。俳優としても活躍する萩原聖人(連盟)というスターを中心に「魅せる麻雀」が注目されてきたが、2022-23シーズンでチーム初のファイナルステージ進出を決めなければ、規定によりチームの構成を変更しなくてはいけない。開幕前に取材を受けた高柳監督だが「うちは頑張るしかない。同じメンバーでも、同じことは繰り返さない。今年は必ず勝ちます」と4選手への信頼は揺るがなかった。