将棋の伊藤園お~いお茶杯王位戦の予選が9月30日に行われ、渡辺明名人(棋王、38)が藤森哲也五段(35)に107手で勝利した。この結果、渡辺名人は予選8組ベスト4に進出。次戦は木村一基九段(49)と対戦する。
渡辺名人の先手番で始まった本局は、藤森五段が三間飛車を選択。先手は居飛車穴熊を志向し、対抗形の出だしとなった。先に仕掛けたのは藤森五段。渡辺名人が受けて立ち、激しい戦いへと進行した。難解な中盤戦から抜け出したのは渡辺名人。強固な陣形を生かし、リードを拡大させた。藤森五段は先手の穴熊を目掛けて果敢に攻め込むも押し戻すことは出来ず、渡辺名人が寄せ切り勝利を飾った。
この結果、渡辺名人は2017年度(第58期)以来の王位リーグ復帰に一歩前進。次戦、8組準決勝では木村九段と決勝進出をかけて戦う。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





