【MLB】エンゼルス8-3レンジャーズ(10月2日・日本時間3日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、5打数1安打で本拠地最終戦を終えた。8回の第5打席はセカンドへの併殺打に倒れたが、打席に入った直後から、球場に駆けつけた多くのエンゼルスファンから「MVP!MVP!」と大量のMVPコールが送られることに。昨季に続いてチームMVPに選ばれ、ア・リーグMVPもヤンキースのジャッジと激しく争う大谷に、地元アナハイムのファンも最大限の感謝を声に乗せた。
今年もエンゼルスファンは、投打に大活躍する大谷のおかげで実にエキサイティングなシーズンを過ごせたことだろう。第1打席、内角寄りの球をうまくバットを内側から出す打撃でセンター前に弾き返すと、自己記録を更新する17試合連続安打に。その後は4打席凡退し快音は聞かれなかったが、チームも連勝中とあってか、ベンチ内でも終始リラックスモード。目指していたポストシーズン進出からは早々に離脱してしまったが、その後もモチベーションを維持し「投打二刀流」という意味では最高のシーズンに。前日には年俸3000万ドル(約43億4000万円)という大型の1年契約を結ぶことにも成功し、ファンからしてもまた来季、アナハイムで大谷の活躍が見られると安堵しただろう。
大谷のシーズンも残り3試合。アスレチックスとの3連戦で2年連続35本塁打、100打点を目指すが、なんといっても注目なのが「規定打席&規定投球回」のダブル達成。10月5日(日本時間6日)のシーズン最終戦に先発登板予定で、ここで1イニングを投げきれば、規定投球回「162」に到達、史上初のダブル達成となる。MVP争いはジャッジと大谷の2択という見方が大半で、ア・リーグ記録に並ぶ61本塁打、さらには三冠王もうかがうジャッジが有利とも言われる中、残り試合で大谷がどんなパフォーマンスを見せるのか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)






