【MLB】メッツ7-3パドレス(10月8日・日本時間9日/ニューヨーク)
崖っぷちで力をフルに出せるからこそエースだ。メッツのデグロム投手が、負ければポストシーズン敗退が決まる一戦で先発マウンドに上がり、6回5安打2失点と好投、チームの勝利を呼び込んだ。全99球のうち、ストレートは全体の52%にもなる51球を投げ、最速は101.8マイル(163.8キロ)を計測。前日、ダブルエースとも言われるシャーザー投手に4本塁打を浴びせて勢いづいたパドレス打線を、力でねじ伏せた。
パワーとスピード、両方で相手打者を圧倒した。好調パドレス打線に対して、打者に近づくほどに伸びる、さらには浮き上がるようにも見えるストレートを多投すると、当たり前のように100マイル(161キロ)超えを連発。さらに切れ味鋭いスライダーのコンビネーションも抜群で、3-2と1点のリードを保ったままマウンドを降りた。
メッツファンも、この力投には大興奮だ。前日にはシャーザーが打ち込まれるというまさかの事態に、徐々に声援も小さくなっていたが、この日は鬱憤を晴らすかのように、デグロムが三振を奪う度にスタジアム中から大歓声が沸き起こり、後押しされたのか打線も7回に4点を追加し、試合を決めた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)







