藤井聡太竜王、2期連続名人挑戦者の斎藤慎太郎八段と激突 A級4回戦始まる/将棋・順位戦
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は10月12日、斎藤慎太郎八段(29)と順位戦A級4回戦の対局を愛知県名古屋市の「名古屋将棋対局場」で午前10時に開始した。ともに2勝1敗で迎えた4回戦。最年少名人獲得を目指す藤井竜王と、2期連続名人挑戦を果たした実力者・斎藤八段がどのような戦いを繰り広げるか。

【中継】藤井竜王VS斎藤八段 注目のA級4回戦

 藤井竜王は、2016年10月に四段デビュー。第34期竜王(1組以上:1期)。今期は3つのタイトル、叡王、棋聖、王位を防衛し、通算タイトル獲得数を大台の10期に乗せた。順位戦は1回戦で佐藤康光九段(52)に勝利。2回戦で菅井竜也八段(30)に敗れるも、3回戦で糸谷哲郎八段(34)に勝利しここまでに2勝1敗。現在は竜王位の防衛戦に臨んでおり、多忙な中で初の名人挑戦権獲得に向けて大事な一戦に臨んでいる。

 斎藤八段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組:2期)。タイトルは王座1期の獲得歴がある。順位戦A級では、2年連続で挑戦権を獲得。いずれも渡辺明名人(棋王、38)に敗れたが、今期も挑戦権獲得の最有力候補と言える。粘りに定評があり、詰将棋で培った終盤力も棋界トップクラスだ。今期の順位戦は、1回戦で菅井八段に勝利。2回戦で豊島将之九段(32)に敗れるも、3回戦で佐藤康九段から勝星を奪った。公式戦は9月15日以来約1カ月ぶりで、その間の23日に自身の結婚を発表したばかりの“新婚”だ。

 両者の対戦成績は藤井竜王の4勝、斎藤八段の3勝。直近の対戦は昨年9月の棋王戦本戦トーナメント3回戦で、斎藤八段が制している。本局では両者がどのような作戦を用意しているか。持ち時間は各6時間で、先手番は斎藤八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第81期 順位戦 A級 4回戦 藤井聡太竜王 対 斎藤慎太郎八段
【中継】第81期 順位戦 A級 4回戦 藤井聡太竜王 対 斎藤慎太郎八段
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