将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は10月12日、斎藤慎太郎八段(29)と順位戦A級4回戦の対局を行っている。両者ともに慎重なペースでじりじりとした戦いに。形勢はほぼ互角のまま夜戦に突入する。
斎藤八段の先手番で始まった本局は、角換わり腰掛け銀の戦型に。駒組みまでは早いスピードで進行したが、午後に入ってからは互いに慎重に読みを入れて持ち時間を使っている。ABEMAの中継に出演した八代弥七段(28)は、現局面を「攻め合いの将棋なので、どちらかがすごく良いという感じはしない。ただ、と金ができたのは後手にとっては大きく、先手は陣形が崩れているところが少し気になるところ」とコメント。一手一手の難易度の高さを強調していた。夕食休憩時点で、ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角を表示。今後の終盤戦が注目される。
順位戦A級は現在4回戦が進行中。10人で争われるリーグ戦で、これまでに全勝者は消滅した。前日の11日に広瀬章人八段(35)が稲葉陽八段(34)に勝利し、3勝1敗に。ただし、本局の勝者も3勝1敗に並ぶため、今期のA級は大混戦が予想されている。
持ち時間は各6時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太竜王 鮭みりん焼きと惣菜弁当
斎藤慎太郎八段 ヒレカツ弁当
【夕食休憩時の残り持ち時間】
▲斎藤慎太郎八段 2時間38分(消費3時間22分)
△藤井聡太竜王 2時間38分(消費3時間22分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)