ダルビッシュ、6回途中7安打3失点で降板も勝ち投手の権利好投手カーショーとの投げ合い

【MLB】ドジャース－パドレス（10月12日・日本時間13日／ロサンゼルス）

　パドレスのダルビッシュ投手がポストシーズン2試合目の先発マウンドに上がり、5回0/3で7安打3失点7奪三振の内容でマウンドを降りた。ドジャース先発カーショーと、メジャー屈指の好投手同士の投げ合いが予想された中、初回からともに失点する我慢比べのような展開に。仲間の援護と好守備に支えられたダルビッシュだが、自ら招いたピンチをリリーフ陣が切り抜けると、ベンチ内で喜びを爆発させるシーンも見られた。

【映像】相手を腰砕けにしたダルビッシュの絶品カーブ

　今季レギュラーシーズンで30試合を投げQS（クオリティスタート）を25試合も記録しているダルビッシュは、強豪ドジャースを相手に苦戦はしたものの、最後のところで踏ん張った。1回にフリーマン、2回にマンシー、3回にターナーと3イニング連続でソロ本塁打を浴びる予想外の展開になったが、味方も好投手のカーショーにプレッシャーを与え続けて3回までに3得点。投手が代わった6回にはグラテオルから勝ち越し点を奪った。

　仲間の踏ん張りに応えたいエース・ダルビッシュはスライダー、カットボールを痛打されるシーンも多かったが、力強いパワーシンカーや球速を一気に落とすカーブなどを織り交ぜ4回、5回と無失点。6回は先頭打者を内野安打で出すなど無死一、三塁のピンチを招いたところで降板。それでも2番手のスアレスが三振、併殺で無失点で切り抜けると、ベンチ内のダルビッシュも大きな声を挙げて喜んでいた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）