「そんな遅いの聞いてないよ!」ダルビッシュ、球速差41キロの遅いカーブに相手打者が“腰砕け”状態
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【MLB】ドジャース3-5パドレス(10月12日・日本時間13日/ロサンゼルス)

 パドレスのダルビッシュ有投手がポストシーズン2試合目の先発マウンドで5回0/3を投げソロ本塁打3本を含む7安打を浴びながら、3失点にまとめて勝利投手となった。ドジャースのエース・カーショーとの投げ合いは、お互い序盤から点を奪われる予想外の展開になったが、ダルビッシュは99球の粘りの投球で仲間につないだ。苦しい投球の中、ダルビッシュを支えたのが、一気に球速を落とした緩いカーブ。突然投げられた相手打者が、思わず腰砕けのような体勢になるシーンも生まれた。

【映像】相手を腰砕けにしたダルビッシュの絶品カーブ

 ダルビッシュのカーブが相手打者を翻弄したのは3-3の同点で迎えた4回だ。2死一、二塁とピンチを招いたところで、打席に迎えたのはベリンジャー。近年は打撃が低迷しているものの、過去には47本塁打をマークしたこともあり、一発の怖さがある打者だ。ダルビッシュは初球、94.4マイル(151.9キロ)のストレートがボールになると、2球目はカットボールで空振り、3球目はスライダーがファウルとなり、カウント1-2と追い込んだ。

 リードを許せば、徐々に立ち直ってきたカーショーをさらに調子の乗せることにもなり、是が非でも無失点で切り抜けたいところ。得意のスライダーか、パワーシンカーで押し切るか。様々な選択があるところで、選んだのは緩いカーブだった。球速は68.8マイル(111キロ)で、初球のストレートと比べると、実に約41キロもの緩急がついている。ベリンジャーも、このタイミングでの遅いカーブは全く頭に入っていなかったようで、ボールが届くかなり手前でスイングをしてしまい、空振りの後は腰砕けのような状態になった。

 知性と技術、さらに遅いボールをストライクゾーンに投げ込む勇気の詰まったカーブに、ファンからも「いまのきくね」「おしゃれー!」「ナイス!!」といった声が多数集まっていた。
ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】相手を腰砕けにしたダルビッシュの絶品カーブ
【映像】相手を腰砕けにしたダルビッシュの絶品カーブ
【映像】マウンド上でダルビッシュは歓喜のガッツポーズ
【映像】マウンド上でダルビッシュは歓喜のガッツポーズ
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