【MLB】ドジャース3-5パドレス(10月12日・日本時間13日/ロサンゼルス)
力投を支える好プレーに、思わずマウンド上で感謝のガッツポーズだ。パドレスのダルビッシュ投手が、ポストシーズン2試合目となる先発マウンドに上がり、5回0/3を投げソロ本塁打3本を含む7安打を浴びながらも、3失点で踏ん張り勝利投手となった。この試合、度々守備にも助けられたダルビッシュだが、中でもマウンド上で感情を出したのは、相手の俊足走者の盗塁を防いだ好プレーに対してのものだった。
状況は5回、ドジャース先頭のベッツに対して四球を与えたところから。3-3の同点で、相手の先発は好投手カーショー。絶対に勝ち越し点を許したくない場面だったが、俊足として知られるベッツに痛い四球となり、ダルビッシュもマウンド上で顔をしかめていた。するとベッツは続くターナーへの初球、ダルビッシュのフォームを完全に盗んだような好スタートで二盗にチャレンジ。タイミング的にはセーフになると思われるほどだった。
ただ、ここでダルビッシュを救ったのがパドレスの捕手ノラと、セカンドを守っていたクロネンワース。ノラが無駄のない送球を二塁ベースやや一塁寄りに投げ込むと、クロネンワースも素早いタッチ。ベッツの左手も二塁ベースに伸びていたが、ビデオで確認してもぎりぎりではあったが、タッチがわずかに早く、アウトになった。
少しでも無駄があればアウトにならなかったプレーに対して、ダルビッシュは二塁のクロネンワースを指差した後、ガッツポーズ。仲間への感謝を大きなアクションで最大級に表現していた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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