どうせ切るなら早いうちに。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」10月14日の第1試合で、トッププロ雀士の「1巡目ドラ役牌切り」がその後の危険回避に繋がり、その決断や好結果にファンが騒然となった。
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)がトップ目で迎えた南2局、タンヤオ・平和が狙える配牌を手にすると、孤立しているドラの白を真っ先にリリースした。解説の松ヶ瀬隆弥(RMU)が「ドラからいった!」と着目、実況の松嶋桃(協会)も「ええ!1枚目(1巡目)から切っちゃうんですね!」。するとその直後、下家のKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)にドラが重なり、結果的にドラポンを回避した。松嶋は「なんてことだ!」と驚愕、松ヶ瀬も「すごいタイミングで切られたなあ!」と多井の決断力に脱帽した。
東1局1本場でドラが發の場面では、3者がドラの發を抱えたまま進行するようなこともあった中で、多井はこの局、何を察したのか、いきなりのドラ切り。この勝負感覚には視聴者も驚きを隠せず「間に合った!」「これは上手いw」「1枚目切り正解すぎるww」「たかちゃんの予知能力」「これはさすが」とコメントが殺到した。
松ヶ瀬は「どうせ切ることになるなら、早いほうがいいってことですよね」と説明し、松島も「理論はわかります」と同調したが、揃って「わかっててもできない」と意見が一致。多井の判断の鋭さに、しばらく騒然としていた。結果は赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)の2000点のアガリで局が進み、多井は逃げ切りトップを獲得。トッププロ雀士による絶妙な見切りが、見る者を驚愕させた名局となった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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