10月16日、プロレスリング・ノアの福岡国際センター大会で、武藤敬司の「福岡ラストマッチ」が行われる。武藤敬司のレスラー人生を語る上で、福岡は重要な場所だ。1993年と1994年の福岡ドーム(現・福岡PayPayドーム)では、グレート・ムタとしてそれぞれハルク・ホーガン、アントニオ猪木という日米の超ビッグネームとシングルで対戦。
 1995年の5・3福岡ドームでは、橋本真也を破り「武藤敬司」として初めてIWGPヘビー級王座を獲得。ここで王者となったことで、同年10・9東京ドームでの高田延彦との歴史的な一戦へとつながった。