【MLB】フィリーズ9-1ブレーブス(10月14日・日本時間15日/フィラデルフィア)
ホームランを打った瞬間のリアクションは数々あるが、これだけ手応え十分であれば全力でバットも投げつけたくなることだろう。フィリーズ1点リードで迎えた3回1死一、二塁のチャンスで、ホスキンスは初球のストレートを完璧に打ち返し、打球はレフトスタンドに消える特大の3ラン。試合序盤ながらも、地元ファンも勝利を信じ切ったように総立ちになると、ホスキンス本人も打った瞬間から感情が大爆発した。
インパクトから1秒もあったかどうか。その時点でホスキンスはベンチの仲間たちに向かって大きく両手を挙げた。さらに右手に持っていたバットを思い切りグラウンドに投げつけるオーバーリアクション。この一瞬に、これ以上の喜びの表現が思いつかなかったかのようにはしゃぎまくり、一塁へとハイテンションで走っていった。
目の前で見たシーンでも、燃えた。直前にシュワバーが申告敬遠で一塁へ歩いた。前の打席で空振り三振に倒れていたホスキンスだけに、ここでも凡退することは自分が許せない。強い気持ちを持ったまま打席に入った結果が、初球攻撃と会心のホームランへとつながった。
ホスキンスの一発で完全に試合の主導権を握ったフィリーズは、その後も連打となり、ハーパーにも2ランが飛び出しお祭り騒ぎ。そのまま試合も9-1で快勝を収めた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





