Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」11月4日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はKONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)。今期4戦してまだトップがなく、この試合で初勝利を狙う。「タキヒサ」コンビの一方は絶好調だけに、負けじと勝利を飾りたい。
【中継】大和証券 Mリーグ 麻雀格闘倶楽部vsABEMASvsフェニックスvs雷電
「タキヒサ」といえば滝沢と、チームメイトの佐々木寿人(連盟)を指す言葉。日本プロ麻雀連盟所属の同世代で、長年ライバルとしてしのぎを削ってきたが、昨年からMリーグではチームメイトになり、チーム内競争が激化した。今期は例年スロースターターで知られる佐々木が絶好調で、現在は個人成績トップ。滝沢が個人26位と出遅れているだけに、麻雀界最強コンビとしてそろそろ結果を出したいところだ。
滝沢の力をよく知る3選手からすれば、このまま眠っていてほしいところ。渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)は4戦してトップ1回ながら、ラスなしの安定感。前に出るも後ろに引くも自在なタイプで、総合的な力の輪も大きくなっている印象だ。終わってみればトップ、というのが白鳥の理想的な勝ち方かもしれない。
昨期の絶不調から、今期は晴れやかな笑顔が増えたのがTEAM雷電・本田朋広(連盟)。何より欲しかった結果がシーズン序盤から出ているだけに、勝負どころの踏み込みも鋭く、強くなってきた。ゼロからのスタートの意を込めた黒髪もすっかりファンに定着。整った顔が勝利の喜びで崩れるところを、ファンは何度でも見たい。
男性3選手に囲まれつつも、打点で圧倒するのはセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)。今期も相変わらず平均打点は8000点を超え、リーチはもちろん早い段階で鳴きが入るようなものなら、対戦者は満貫以上確定ぐらいの気持ちで警戒することになる。今期最高の9万点を叩き出した爆発力は、今夜もさらに発揮されるか。
【11月4日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人26位 ▲86.1
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人11位 +33.0
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)個人21位 ▲27.2
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人8位 +49.4
【11月3日終了時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +458.4(18/94)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +147.8(18/94)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +8.2(20/94)
4位 EX風林火山 ▲3.7(20/94)
5位 TEAM雷電 ▲26.0(18/94)
6位 U-NEXT Pirates ▲50.0(20/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲182.9(18/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲351.8(20/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





