“レジェンド”羽生善治九段VS“新鋭”伊藤匠五段 勝者組決勝に進出するのは?32歳差対決始まる/将棋・棋王戦挑決T
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 将棋の棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントは11月5日、羽生善治九段(52)と伊藤匠五段(20)の勝者組準決勝の対局を午前10時から開始した。本局の勝者は、勝者組決勝戦で佐藤天彦九段(34)と対戦する。現タイトル保持者の渡辺明棋王(名人、38)への挑戦に近づくのはどちらか。

【中継】第48期 棋王戦コナミグループ杯 挑戦者決定T 羽生善治九段 対 伊藤匠五段

 羽生九段は、1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:33期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の通算99期を数え、7タイトル時代に全てを保持する七冠独占、永世称号の規定がある7タイトルの全てで資格を得る永世七冠を達成している。棋戦優勝45回も歴代最多で、今年度には史上最多の通算1500勝も達成した将棋界のスーパーレジェンドだ。棋王位はこれまでに13期獲得。今期は挑決トーナメント2回戦からの登場で、千葉幸生七段(43)、佐藤康光九段(52)、広瀬章人八段(35)に勝利。2014年度以来8期ぶりの挑戦、さらに2004年度以来18期ぶりの奪取を目指す。

 伊藤五段は、2020年10月に四段昇段。竜王戦は6組、順位戦はC級1組に在籍している。2021年度の新人王戦で優勝を飾り、55局で45勝10敗、勝率.818で将棋大賞の勝率一位賞、新人賞にも輝いた。今年度はこれまでに24勝9敗で勝数、対局数、勝数、連勝の各ランキングで2位。若手注目の筆頭格で、次世代のタイトルホルダー候補として大きな期待を背負う。棋王戦は2期目の参加。今期は予選を駆け上がり、本戦トーナメントでも三浦弘行九段(48)、永瀬拓矢王座(30)、増田康宏六段(25)と強豪を次々に撃破。“レジェンド”との準決勝を制し、自身初のタイトル挑戦に近づくことができるか。

 両者は、本局が初手合い。32歳差対決となるこの対局で、どのような戦いが繰り広げるか大きな注目が集まっている。

 本局は勝者組トーナメントの準決勝。本局に勝利すれば、挑戦者決定二番勝負進出まであと1つと迫る。棋王戦は独自の敗者復活戦方式を設けており、本局以降は2敗失格ルールに。負けた場合には敗者復活戦にまわり、勝ち抜いた場合は挑決二番勝負に進出できる。この二番勝負では、勝者組の優勝者は1勝、敗者復活戦の優勝者は2勝すれば挑戦権が得られる。

 持ち時間は各4時間。振り駒の結果、先手は伊藤五段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第48期 棋王戦コナミグループ杯 挑戦者決定T 羽生善治九段 対 伊藤匠五段
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