大相撲九州場所>◇初日◇13日◇福岡国際センター

 1年間の本場所を締めくくる九州場所が幕を開けた。ひとり横綱の照ノ富士(伊勢ケ浜)は両膝の手術の影響で初日から休場が発表された。

 横綱不在の賜杯レースは混戦となりそうだ。秋場所優勝の小結・玉鷲(片男波)は、前頭二枚目・逸ノ城(湊)に押し出しで敗れ、黒星スタートとなった。

 5度目のかど番で臨む熊本県出身の大関・正代(時津風)は、小結・翔猿(追手風)に押し出しで敗れた。ご当地場所の正代が土俵を割った瞬間、館内からはため息がこぼれた。

 結びの一番で大関・貴景勝(常盤山)は、小結・大栄翔(追手風)を押し出しで下し、白星発進。大関昇進への足固めを狙う関脇・若隆景(荒汐)は、前頭筆頭・高安(田子ノ浦)に押し出しで敗れ黒星スタートとなった。10勝以上を挙げれば特例での大関復帰が決まる関脇・御嶽海(出羽海)は、前頭二枚目・明生(立浪)を押し出しで下し白星発進。

 新型コロナウイルスの影響で一昨年の11月場所は東京開催となり、福岡に戻った昨年は定員を約半分に制限。今場所は3年ぶりの通常開催となった。客席はちらほら空席が目立ったが、ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「力士が土俵の上で魅了しなくてはなりません」と期待を寄せていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)

大相撲LIVE 十一月場所(幕内)2日目
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