エンゼルスの大谷翔平が11月17日、自身のインスタグラムを更新。来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場する意思を、侍ジャパンの栗山英樹監督に伝えたことを明かした。
大谷は今年4月7日のシーズン開幕以来にインスタグラムを更新。「今年も応援ありがとうございました。結果としては悔しいシーズンでしたが日々楽しく野球ができたことに感謝しています!来シーズンもどうか熱い声援よろしくお願いします!!」とファンに感謝の気持ちを伝えた。
さらに、「シーズン中よりお話しいただいていたWBCの出場に関しましては栗山監督に出場する意思がある旨を伝えさせていただきました。各国の素晴らしい選手や5年ぶりに日本のファンの皆様の前で野球ができるのを楽しみにしています!!」と記述し、出場意思を表明した。
今季の大谷は、打者としては今季から採用された両リーグのDH制、投手として降板した後でもDHとして残れる通称「大谷ルール」をフル活用し、34本塁打、95打点、打率.273と活躍。投手としても開幕投手を務めると、1度も先発ローテーションから外れることなく15勝、防御率2.33、219奪三振と好成績を残した。さらに1918年のベーブ・ルース以来となる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」に加え、史上初となる「規定打席・規定投球回」のダブル達成と、まさに投打二刀流として活躍。シーズン中には栗山監督が大谷本人のもとを訪問するなど、WBCに向けて熱いアプローチをしていた。
大谷は前回の2017年大会は出場しておらず、選出されれば今回が自身初のWBC出場となる。世界一奪還を掲げる侍ジャパンにとっては最強の戦力加入となるだけに、ファンにとっては何よりものサプライズ表明となった。