【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループC】サウジアラビア1-2メキシコ(日本時間12月1日/ルサイル スタジアム)
メキシコのチャベスが披露した衝撃弾道の直接FKがゴールネットに突き刺さったその瞬間、大人気アニメ『SLAM DUNK』の中でも有名な安西先生の“あのシーン” 「おい、見てるか谷沢…」を連想させる場面が発生。メキシコのマルティーノ監督が見せた興奮気味のリアクションに注目が集まる一幕があった。
そのシーンはメキシコが1点リードした直後の52分。約30メートルの位置でFKを獲得したメキシコは、チャベスがボールをセット。短い助走から左足をコンパクトに振り抜くと、強烈な弾道でボールはゴールの右隅へと突き刺さった。
大会ベストゴールに選ばれてもおかしくないゴラッソ。さらにメキシコはこのゴールで、グループC2位のポーランドを射程圏内に捉えた。奇跡の逆転突破に向けてあと1点に迫る最高の展開にABEMAの視聴者も「まじか!」「完璧だなこれ」「今後ずっと使われるやつだわ」「これはスーパーゴール」「メキシコあるぞこれ」「ついに目覚めた」と興奮と驚きが入り混じった。
しかし一番驚きを隠せなかったのはメキシコのマルティーノ監督だ。ゴールの瞬間はスタッフたちと抱き合って喜ぶ姿を見せていたが、そこから一度冷静になると、今度は信じられないとばかりにカッと目を見開き、静かに手を叩いた。その姿は、山王戦で才能が一気に開花した桜木花道の姿を見て、気持ちを抑えきれなくなった安西先生にそっくりだった。
イケイケムードとなったメキシコはその後も猛攻を仕掛ける。しかし試合終盤にサウジアラビアに1点を返されて勝負あり。この試合に勝利したものの、得失点差で残念ながらグループステージ突破とはならなかった。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)