【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループA】エクアドル1-2セネガル(日本時間11月30日/ハリファ インターナショナル スタジアム)

 あわや乱闘かと思われた場面を沈静化させたのは、その場で誰よりも怒っていたレフェリーだった。ファウル欲しさにアピールする両チームの選手たちに向かって、毅然とした態度でジャッジ。その剣幕に圧倒されてか、選手たちはとぼとぼとその場を去っていった。

【映像】アピール合戦に“マジギレ”するレフェリー

 この事態が発生したのは前半終了間際の48分だった。エクアドルのゴールライン際で球際勝負が勃発。ボール付近にいたエクアドル代表FWバレンシアとMFカイセド、セネガル代表DFサバリの間で揉め合いが発生し、小競り合いからバレンシアはサバリに足をかけられ倒れた。

 乱闘騒ぎになってもおかしくないほど熱くなった両国の選手たちだったが、その場を沈静化させたのは怒りのトゥルパン主審だった。時折り選手に詰め寄りながらキレ気味の説得。その剣幕に気圧された選手たちは、仕方なくその場を立ち去った。

 この主審の様子を見たABEMA視聴者からは「挑発合戦」「主審が激おこじゃん」「審判切れてる」「乱闘か」となかなか見られない光景を楽しんでいるようだった。

 この試合は、どちらに勝ち星が転ぶかによって決勝トーナメント進出チームが変わるという熱い試合だった。そのため両チームの選手たちは普段以上に感情を入れた試合となっていたのだが、それはこの試合を裁く主審も同様だったようだ。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)