【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループC】サウジアラビア1-2メキシコ(日本時間12月1日/ルサイル スタジアム)
8大会連続17回目の出場で、8大会連続のグループステージ突破を目指すFIFAランク13位のメキシコが、初戦のアルゼンチン戦で歴史的勝利を挙げて勢いに乗るサウジアラビア(同51位)と対戦。2-1でサウジアラビアを下したが、同組のアルゼンチンがポーランドを2-0で撃破したことを受け、メキシコは勝利が報われず得失点差でグループステージでの敗退が決定した。この試合、数多くの熱狂的なメキシコサポーターがスタジアムに詰めかけたが、中でもひと際目を引く、妖艶メイクを施した美女サポーターに注目が集まった。
試合は終始、メキシコが主導権を握った。前半はシュートを11本放ち、60%に迫るポゼッションで試合をコントロールしたメキシコ。一方、シュート4本にとどまったサウジアラビアも、堅守でメキシコの猛攻を跳ね返していく。
しかし後半、メキシコは47分に左CKからニアに飛び込んだモンテスのゴールで先制。続く52分、メキシコはゴール正面、およそ30メートルの位置でFKを獲得すると、チャベスが左足を振り抜き、2点目を獲得。決勝T進出への期待が高まった。
そんなメキシコの夢を打ち砕いたのは、サウジアラビアのサレム・アルドサリだった。アディショナルタイム5分、ハッタン・バヘブリとのワンツーで抜け出したサレム・アルドサリは、GKとの一対一を冷静に制してゴールに流し込んだ。
この試合の結果、同時刻に開催されていた同グループのもう1試合でアルゼンチンがポーランドを2-0で下したことを受け、ポーランドがメキシコを得失点差で上回り、メキシコのグループステージ敗退が決定。現地映像には、決勝T進出の夢が断たれたメキシコの少年サポーターが悔し涙を流す様子も映し出されていた。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)