藤井聡太竜王、初防衛決めるか 挑戦者の広瀬章人八段が70手目を封じる 形勢はほぼ互角で指し掛けに/将棋・竜王戦七番勝負第6局
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に広瀬章人八段(35)が挑戦する第35期竜王戦七番勝負第6局は12月2日、鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で行われ、広瀬八段が70手目を封じて指し掛けとした。あす3日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。

【動画】藤井竜王VS広瀬八段 シリーズ終盤戦の第6局

 藤井竜王が3勝、広瀬八段が2勝で迎えた第6局。シリーズ終盤戦の本局では、藤井竜王の先手番で「角換わり腰掛銀」の戦型が志向された。前局は広瀬八段に逆転負けを喫し、藤井竜王にとっては七番勝負で初めての“第6局”を経験。この指宿対局で初防衛を決めるべく、闘志を内に秘めて決戦に挑んだ。

 対局1日目は藤井竜王の攻め、広瀬八段が受けに回って進行。藤井竜王が桂馬を跳ねて仕掛けると、広瀬八段も研究範囲内とばかりに早いペースで展開した。昼食休憩明け、難解な中盤戦では互いに手を止めて長考。藤井竜王が角と桂馬の両取りの銀を打ち付けると、広瀬八段は1時間4分を投入して桂馬を跳ねた。角を逃げない一着にABEMAの「SHOGI AI」はわずかに藤井竜王に傾いたが、解説を務めた村中秀史七段は「局面を見ると五分五分」とコメント。広瀬八段の真意はどこにあるのか、大きな注目が集まっている。

 午後6時、立会人の藤井猛九段(52)が定刻を告げると、手番の広瀬八段はすぐに「封じます」と返答。藤井竜王が初防衛を決めるか、広瀬八段が反撃の3勝目を挙げてフルセットに持ち込むか。対局2日目の動向に期待が高まっている。

 2日目の対局は、3日午前9時頃から再開される。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

藤井聡太竜王 4時間27分(消費3時間33分)
広瀬章人八段 5時間33分(消費2時間27分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第35期 竜王戦 七番勝負 第六局 1日目 藤井聡太竜王 対 広瀬章人八段
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