将棋の第35期竜王戦七番勝負は12月2日、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)と広瀬章人八段(35)が鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で第6局の対局を行っている。ABEMAの中継には、現地で大盤解説会を担当する佐々木勇気七段が出演。指宿名物の砂むし風呂を堪能しながら難解な局面を解説するという“新手”を披露し、視聴者からは「シュールすぎるw」「自由だなあ」とツッコミのコメントが多数寄せられていた。
将棋界屈指の砂風呂マスターとしてファンから“永世砂王”と呼ばれる知られる佐々木七段。前日には持ち時間6時間の順位戦B級1組で激闘を繰り広げ、翌朝に竜王戦七番勝負第6局開催地の鹿児島に向けて出発した。佐々木七段が担当する大盤解説会は対局2日目の3日開催とあり、まずは大好きな砂むし風呂に入って疲れを癒した。
過去に何度も「指宿白水館」を訪れ、多い時では1回の滞在で「6回入ったこともある」という砂王は、慣れた様子で約50度のほかほかの砂に包まれうっとり。カメラがあることも忘れて「気持ちいい~」と至福の表情を浮かべていた。
しかし将棋中継に出演中とあり、そのまま寝顔を映し続けるわけにはいかない!とばかりに、スタジオの村中秀史七段(41)、室谷由紀女流三段(29)からは「将棋の検討を!」とのキラーパスが飛んだ。砂蒸し中継にともに出演した和田あき女流初段(25)がすかさずスマホで局面を提示すると、佐々木七段は砂の中から真剣な表情で検討を開始。「(現在)攻めているのは藤井竜王ですよね。作戦選択が上手い。和田さん、10手前に戻して!」と指示を出すと、目をつぶったまま脳内盤をフル回転させ「広瀬八段も後手番で作戦を少しずつ外しにいっている」と、とうとうと語り出した。
砂に蒸されながらのエンドレス解説に、村中七段は思わず「寝言言ってるみたいだなあ(笑)」とポツリ。視聴者も「まじで面白すぎる」「自由だなあ」「さすが天才」「シュールだなあ」「すごい絵」「違う世界の住人だ」「カオスw」「内容が入ってこないよw」と大盛り上がりの様子だった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)






