ファンが歓喜できる麻雀を打ちたい。個人4連勝を飾ったEX風林火山・勝又健志(連盟)が、思い描く理想像を掲げた。起家からU-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、勝又の並びでスタートした12月6日のプロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」第2試合、序盤は瀬戸熊と園田が攻めた。まず、東1局では瀬戸熊が仲林から満貫・8000点(供託1000点)を獲得。東2局、東3局で園田が跳満・1万2000点、7800点と連続でツモると、東3局1本場では瀬戸熊が再び満貫・8000点(+300点)を加点した。
「チームポイントに余裕がまだあったので、トップじゃなくても我慢して。しっかりといい3着を取ろうという気持ちでやっていました」。それでも、ここまで3連勝中と好調な勝又に焦りはなかった。園田がリーチを仕掛けた南1局、巧みな打ち回しでテンパイさせると、即座に仲林からアガリ牌が零れ落ちてタンヤオ・七対子・赤の6400点(供託1000点)を奪取。南2局では仲林が満貫をツモるも、南3局では園田と仲林が鳴きを駆使する中、勝又はリーチで応戦し、見事にリーチ・ツモ・赤・ドラ2の満貫・8000点を成就させた。これでトップ目へ躍り出たものの、持ち点は3万700点。誰もが逆転トップを狙える状況下、ここで瀬戸熊が仲林に倍満・1万6000点を放銃し、仲林とわずか600点の僅差で勝利を決めた。
これで個人4連勝で、チームも2位に浮上。ギリギリでのトップに「ラッキーでした」と、いつものように勝利者インタビューで謙遜した勝又は昨夜、FIFA ワールドカップ カタール 2022での決勝トーナメント1回戦、日本対クロアチアの試合を観戦したそうだ。残念ながら日本は接戦の末にPKで敗れたが、「めちゃくちゃ興奮したし、めちゃくちゃ感動した」とコメント。続けて、「僕らも、応援してくださっているみなさんが、興奮したり、感動できる麻雀を打っていきたいと思います」と宣言した。その宣言に、ファンは「今日は興奮した」「面白かったぞ」「よかったでー」「ブラボー」などと投稿。“軍師”は既に、ファンを魅了する麻雀を打てている。
【第2試合結果】
1着 EX風林火山・勝又健志(連盟)3万700点/+50.7
2着 U-NEXT pirates・仲林圭(協会)3万100点/+10.1
3着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)2万8500点/▲11.5
4着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)1万700点/▲49.3
【12月6日時点での成績】
1位 渋谷ABEMAS +516.5(38/94)
2位 EX風林火山 +274.5(38/94)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +264.9(38/94)
4位 U-NEXT Pirates ▲116.4(38/94)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲124.8(38/94)
6位 TEAM雷電 ▲128.1(38/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲207.7(38/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲478.9(38/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






