褒められると伸びるタイプ 本田朋広、破竹の3連勝で個人トップ7勝目 解説も「一人舞台」と絶賛/麻雀・Mリーグ
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 昨年の不調が嘘のようだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」12月8日の第1試合、TEAM雷電・本田朋広(連盟)が自身3連勝となる7勝目を獲得。個人成績でも2位のEX風林火山・勝又健志(連盟)に2勝差を付けて首位に立ち、試合後は「全部トップ取りたい」と息を巻いた。

【映像】快勝に笑顔が溢れる本田朋広

 この試合は本田、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)の並びで開局。本田は東3局、1索をポンして、役牌と対々和を見据えた仕掛け。さらに3筒をポンして、西と7筒のテンパイを果たすと、自力で西をツモり、西・対々和の6400点を手に入れた。

 ひとたび高打点のアガリを決めると、そこから次々と大物手を繰り出せるのが今期の本田の強み。東4局は白鳥のリーチに対して四・七万の追っかけリーチ。これに対して手詰まりの近藤が七万を放銃し、リーチ・一発・タンヤオ・平和・赤・裏ドラの1万2000点を完成させて、ダントツ状態となった。最終局となった南4局1本場はダマテンで2000点をアガり幕引き。今期7勝目をゲットした。

 勝利者インタビューでは、この日のラスで連続ラス無し記録がストップした白鳥を横目に「やっと途切れたかなという、安心感。やりました!」と、胸を張った。個人トップの成績には「そんなに好調じゃないですけどね」とあっさり答えつつ、またも白鳥に視線を移してニヤリ。褒められると伸びる性格を、自他ともに認める本田は「周りから『ともくん、ともくん』と言われて、恥ずかしいんですよね。もう39歳なんですけどね」と照れ笑い。ただ今期ここまでの活躍には「それは褒めて欲しいです」ときっぱり主張した。

 勝ち続けることでそれは自信となり、インタビューの受け答えも上達。連勝記録については「できるだけ。全部トップ取りたいです」とあながち冗談ともいえない返し、さらに「そろそろ(チームの)プラスが見えてきたんで、必ずプラスにしたいと思います」と力強く誓い、ファンからは「本田さんおめでとう!」「しゃべり上手くなってる」「ともくんの麻雀は面白いんです」「本田マジでかっこいいな」と応援や“褒め言葉”が多数並んだ。

 1年目の昨期は「最悪だった」と成績ばかりではなく精神的にも落ち込んだ本田。しかし2年目の飛躍を経て、本田が出れば何かやってくれるという期待感をファンに抱かせている。チームトップの13試合出場は期待の信頼の証。紛れもないエース格へ成長している。この日の戦いぶりを解説していた連盟の大先輩・藤崎智(連盟)は「本田さんの一人舞台でしたよね」と手放しで賛辞を送っていた。

【第1試合結果】

1着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)4万6100点/+66.1
2着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)2万4100点/+4.1
3着 セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)2万2800点/▲17.2
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)7000点/▲53.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【映像】四暗刻テンパイに近藤誠一の手にも力が入る
【映像】四暗刻テンパイに近藤誠一の手にも力が入る
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