“海外進出前提”サッカーに特化した英語教育 世界を目指す子どもたちに向けた思い「言語というハンデを取り除きたい」
【映像】ABEMAでみる

 毎年、多くの日本人サッカー選手が海外で活躍している。そこでは監督やチームメイトなどとコミュニケーションをとるために“語学力”が必要とされる。そんな中、未来のサッカー選手を目指す子どもたちに向けて、サッカーに特化した英会話教室が始まっていた。

【映像】サッカーを題材にした授業の様子

 ビデオ通話で話す男の子と英語の先生。よくある英会話教室のリモート授業に見えるが、実はこれ、海外のサッカーリーグを目指す子どもたちに向けた英会話の授業だった。

 この英会話教室はサッカーの本場・イギリスのスタッフと共に制作した、サッカーを題材にした教材を使用。サッカーの話題を交えた日常会話から、次第に選手同士やコーチとの戦術などのやり取り、怪我をした時のドクターとの会話といった実践的な内容を学んでいく。

「ゴールは“英語を話す”じゃなくて“サッカーで海外で活躍する”ということになる。サッカーやるのであれば海外を目指してほしいし、海外のトップを目指してもらいたいので、語学を若いうちからやってもらいたいなと」

 そう話すのは、この事業を展開するRodansnap(ロダンスナップ)の代表・岡田裕史さん。世界で活躍するためには語学能力も必要と考えていた岡田さんは、数々のヨーロッパのクラブで活躍してきた岡崎慎司選手と出会い、その思いを強くしたという。

 岡崎選手は、海外では共通して自己主張が必要と感じながらも、英語でうまく主張できず、もどかしく感じることが多かったそう。

「日本のサッカー選手が海外でチャレンジしたときに、本当にサッカーに集中できる環境であれば、日本人も戦えるって思いがある。言語というところがひとつ、かなり他の海外の選手に比べてハンデになってしまっているので、そういった所を取り除きたい。こういったことやりたいと(岡崎選手に)お話させて頂いたときにビジョンに共感してもらった」

 岡田さんらは今年、岡崎選手も理事を務めるサッカークラブ『FC BASARA HYOGO』と提携。傘下のチームに所属する小学生らに、将来を見据えた英語教育を始めた。

 岡田さんはこうした事業をいずれ全国のクラブに展開したいという。

「今教えている子たちから将来、チャンピオンズリーグの決勝に出るような選手とか、そういった舞台でサッカーをしている子たちを面倒見ることが出来ればまあ最高だなと。もちろんみんながサッカーをずっと続けるわけではないが、そこで得た英語を他のものに使えたり、海外の進学先、もしくは海外に就職するみたいな、大きな視点で考えられるような子たちに(なれるよう)いい影響を与えたいなと」

(『ABEMAヒルズ』より)

夢はサッカー選手!”海外進出前提”の英会話教室
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