強烈な一発ツモが2回、これでライバルを封じ込んだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」12月16日の第1試合はTEAM雷電・本田朋広（連盟）がトップ。個人8勝目は2位のEX風林火山・勝又健志（連盟）、U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）に3勝差を付けるダントツとなった。
この試合は東家から本田、セガサミーフェニックス・魚谷侑未（連盟）、瑞原、渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）の並びで開始。本田は東2局1本場、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラの8000点（＋300点、供託3000点）をツモ。今期ここまでの絶好調をアピールするような一発ツモで、トップ目に立った。
東4局1本場はライバルとして意識する親の白鳥に猛然と競りかけ、カン5筒と待ちは苦しいもののこれをロン、1000点ながら会心のアガリを手にした。南1局は親で11巡目にリーチ、またも一発でアガリ牌を引き寄せ、リーチ・一発・ツモ・平和・赤・裏ドラの1万8000点をゲット、これでこのゲームの勝利を決定付け、視聴者からは「やばいつよい本田」「くっそつええw」「一発のともくん！」「本田！かっこいいのは顔だけにしてくれよ！」と多数の声援が投げかけられた。
これで14戦8勝、文句のつけようがない成績だ。「どうなってるんですかね？」と照れながらインタビューを受けた本田。「素直に打って、素直にアガっただけ」と謙虚に試合を振り返った。勝利の決め手となったのは実は2回の一発ツモではなく、東4局の白鳥の親を流した1000点のアガリだとして、さらにこれを「一番大事な1000点、一番気持ちいい1000点でした」と表現した。
必殺ブラックサンダー、破壊力抜群の攻撃でチームを牽引する本田の活躍により、チームはプラス域まであと少し。「自分が好調の間にチームメイトがもっと爆発してくると思うんで、これからも応援よろしくお願いします」と深々お辞儀をすると、ファンからは「ともくんの麻雀は面白いんです！」「今日もともくんありがとうー！」「本田は冗談じゃなくかっこいいな」と熱い声援が飛んでいた。
【第1試合結果】
1着 TEAM雷電・本田朋広（連盟）4万6800点／＋66.8
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）3万3700点／＋13.7
3着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未（連盟）1万7300点／▲22.7
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）2200点／▲57.8
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
